運命の交差点

「はぁ……はぁ……どうだ!!」

必殺技で多くのイマジンとホラーを倒した後、電王は肩で息をしながらそう言う。

『グルルル・・・』

が、まだたくさんのイマジンとホラーが残っていた。

「ちくしょお……まだこんなにいやがるのか……」

(モモタロス………)

その時、

ドカァァァンッ!!

『!?』

「「「「「グオオオォォォッ!?」」」」」

ドカァァァンッ!!

突如、爆発音が聞こえ、二体のイマジンと三体のホラーが倒される。

「な、なんだぁ?」

(一体何が……?)

電王は戸惑いながらも先程、倒された二体のイマジンと三体のホラーがいた方を見る。

(……金色の……狼?)

するとそこには狼の顔を象った鎧兜をした金色の騎士、黄金騎士 牙狼がいて、牙狼剣でイマジンやホラーを次から次へと斬り倒していた。

「なにあれ!?仮面ライダー!?」

「なんや強い奴やなぁ!!イマジンやホラーを次から次へと斬り倒しとる!!」

「わぁーい!!金色の狼だぁ!!カッコいい!!」

「ぐっ……牙狼……!!」

突如、参戦してきた牙狼にウラタロス、キンタロス、リュウタロスの三人もそう言いながら、イマジンやホラーを倒すなか、一体のホラーが狼狽えながら、そう牙狼の名を口にする。

(牙狼?それがあの騎士の名前………)

「よくわからねぇが、味方みてぇだな。俺達も負けてられねぇな!!」

ホラーが言った『牙狼』という名前に良太郎がそう言って反応するなか、電王はそう言いながら、デンガッシャーを構え直す。

「モモの字!!交代や!!」

「!?ちょっ、ちょっと待うわっ!?」

が、キンタロスがそう言いながら電王に憑依し、先程まで憑依していたモモタロスは弾き出される。

『アックスフォーム』

パキィィィンッ!!

次の瞬間、電王はソードフォームからアックスフォームに変わる。

「俺の強さにおまえが泣いた!!」

『グオオオォォォッ!!』

アックスフォームに変わった電王がそう決め台詞を言うなか、たくさんのイマジンとホラーが襲いかかってくる。

「とりゃあああぁぁぁっ!!」

『!?』

ズバァァァンッ!!ズバァァァンッ!!

が、電王はソードモードからアックスモードに変えたデンガッシャーで逆に次から次へと斬り倒していく。

『グオオオォォォッ!?』

「ほんじゃぁ、そろそろ決めるで!!良太郎!!」

(うん!!)

電王はそう言いながら、ライダーパスをセタッチする。

『フルチャージ』

すると、デンガッシャーにエネルギーが供給される。

「おりゃあああぁぁぁっ!!」

ズバアアアァァァンッ!!

電王はそう言いながら、デンガッシャーを横に振るって、周りのイマジンやホラー達を斬り裂く。

ドカァァァンッ!!

次の瞬間、斬り裂かれたイマジンやホラー達はその場で爆発し、消滅する。

「……“ダイナミックチョップ”……」

そうして途中、参戦してきた牙狼の活躍もあって、ターミナルに侵入したイマジンとホラーは殲滅された。
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