ゲームとパンツと黒鴉と……

千束Side

たきなが男物、それもトランクスを穿いていたことが発覚した翌日、この私、千束さんがたきなの下着を買うために駅前でたきなとひなた、夕陽の三人と待ち合わせしていた。

いやはや見えパンとして短パンを穿くならまだしも男物の下着は絶対にダメじゃん!あんなん他人ヒトに見せれるようなもんじゃないって!!

はぁ……先生もなんであんな風に答えたんだか……梨紗姉の言うように女性陣わたしらに聞くように誘導してくれれば良かったのに……

「おはようございます。千束さん。」

「おっすぅー……」

私がそう思っているなか、ひなたと夕陽がそう言いながら合流してくる。

「おぉ!二人とも、似合ってるじゃん!!」

白のブラウスにピンクのスカート姿のひなたと細身の黒いズボンに黒いタンクトップ、上着として半袖で薄手の白いシャツを羽織っている夕陽を見ながら、私は笑顔でそう感想を述べる。

「フフ……ありがとうございます。」

「……どうも……」

「千束さんもよく似合ってますよ。」

「うひひ♪ありがとう~♪」

私がそう言いながら頭を撫でてやると、ひなたは少しだけ恥ずかしそうにしながらも少しだけ嬉しそうに受け入れる。

可愛いなこんちくしょう。

「………」

そんなひなたの様子を見て、夕陽も静かに微笑む。

こうして見ると『保護した不思議な“力”を持つ巫女と護衛のリコリス』っていうより何処にでもいる姉妹に見えるな。たきなもだけど二人とも、黒髪のロングヘアーだし。

「お待たせしました。」

私がそう思っているなか、Tシャツに長ズボンのラフな姿をしたたきながそう言いながら現れる。

「お、おぉ~、これもまた新鮮、だなぁ……」

「だな。」

「問題ないですか?」

う、うん。問題はないよ?けど、その格好は絶対普段着じゃなくて運動着だよね?後、夕陽も多分気付いてると思うけど、背中に背負ってるものって……

「……おい。たきな、そのサッチェルバッグは……」

「……さては銃を持ってきたな?貴様。」

「?ダメでしたか?」

「ダメに決まってるだろ。」

「抜くんじゃねぇぞ?」

首を傾げながらそう尋ねてくるたきなに夕陽が真顔でそう言うなか、私は作り笑いでそう念押ししておく。

「……千束、夕陽。その衣装は自分で?」

「「衣装じゃねぇよ。」」

「あはは……」

私と夕陽がたきなにそうツッコミを入れるなか、ひなたは苦笑いを浮かべていた。
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