復活の歌姫
ポォー……
ドォンッ!!ガッ!キィィィ……ッ!!
その頃、普段から人がいない港近くにある廃コンテナ置き場に一台のバイク、否、オートスタッグがフェンスを飛び越えながら降り立つ。
ドォンッ!!ガッ!キィィィ……ッ!!
直後、その後を追っていたバイクも同じようにフェンスを飛び越えながら降り立つ。
「……追いかけっこはもう終わり?」
「……そうッスね……」
「ここで『終わり』にさせてもらいます……」
降り立った後、そう尋ねるムツキに対し、イチカと来弥はそう言いながら、各々 でレッドドラゴンや二丁のTMPを構える。
「あはっ!良いね!その感じ……さっきのビルよりワクワクしてきちゃった!!」
対するムツキはそう言いながらMG5を取り出して構え、相方のハルカもショットガンを構え直す。
「?ビル?首都高の間違いじゃないッスか?」
「あぁ、そっちは私達は手を出してないよ。私達がぶっ壊したのは詐欺グループが隠れ蓑にしていたビルだけ。」
「?詐欺グループ?」
「何の話ッスか?」
ムツキの言葉に来弥とイチカは首を傾げながらそう尋ねる。
「ん?」
「あ、あの。ムツキ室長。もしかしてこの人達、例の件とは無関係なんじゃ……」
「そもそも、おたくらは一体何者ッスか?」
そんな二人の様子に首を傾げるムツキにハルカがそう言うなか、イチカはレッドドラゴンを構えながらそう尋ねる。
「う~ん……こういうのはいつもアルちゃんの出番なんだけど……仕方ないか……」
「「?」」
「私達は目標 の身辺調査から警察なんかが手を出さないようなワルモノ退治までどんな依頼にも対応するアウトロー集団………『便利屋68 』!!」
「ッ!!」
次の瞬間、ムツキはハルカと共に愛銃を構えながらそう名乗りを上げる。
「便利屋?」
「便利屋が信号機にハッキングを仕掛けたり、アイドルユニットを狙ったりするもんなんですか?」
「はぁ?信号機にハッキング?アイドルユニット?」
「あ、あの、一体何の話ですか?私達がやったのはあの辺で活動していた詐欺グループが隠れ蓑にしていたダミー会社のビルを爆弾で吹き飛ばしたくらいですよ?」
「いや、それでも十分犯罪行為ッスよね!?」
「あんた達だってそんなご立派な武器持っちゃって……どうみてもカタギじゃないでしょ?」
オドオドしながらそう言うハルカにそうツッコミを入れるイチカに対し、ムツキは冷静にそう返す。
チュンッ!!
「痛っ!?」
「!?ハルカちゃん!?」
「「!?」」
そんななか、ハルカが銃撃され、左肩を負傷する。
「ッ……!!」
銃弾が放たれた方を見ると、いつの間にか首都高の前で制圧した部隊と同じ黒服の部隊がアサルトライフルをイチカと来弥、ムツキとハルカ の四人に向けて、構えていた。
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
「「ッ!!」」
「ハルカちゃんっ!!」
「くっ……」
直後、黒服部隊から放たれた銃弾の雨に四人は咄嗟に同じコンテナの影に隠れる。
「ってなんでおたくらまでこっちに逃げ込んでんスか!?黒服部隊 、お仲間じゃないんスか!!?」
「こっちが聞きたいんだけど!?なにあいつら、依頼人が用意した味方かと思ったら、こっちにまで撃ってきて!!」
イチカとムツキが互いにそう言うなか、黒服部隊はジリジリと近付いてくる。
「……どうするッスか?このままあの連中も入れた三つ巴でもするッスか?」
そんな黒服部隊を見ながら、イチカは含み笑いを浮かべながらそう尋ねる。
「……冗談。ハルカちゃんっ!一時休戦するよっ!!」
「は、はいぃっ!!」
「来弥!便利屋と共闘するッスよっ!!」
「了解!!」
四人はそう言いながら各々 の愛銃を構え直す。
「「それじゃあ、行く(ッス)よ!!」」
次の瞬間、イチカとムツキはそう言いながら来弥とハルカと共に黒服部隊へと向かっていった。
ドォンッ!!ガッ!キィィィ……ッ!!
その頃、普段から人がいない港近くにある廃コンテナ置き場に一台のバイク、否、オートスタッグがフェンスを飛び越えながら降り立つ。
ドォンッ!!ガッ!キィィィ……ッ!!
直後、その後を追っていたバイクも同じようにフェンスを飛び越えながら降り立つ。
「……追いかけっこはもう終わり?」
「……そうッスね……」
「ここで『終わり』にさせてもらいます……」
降り立った後、そう尋ねるムツキに対し、イチカと来弥はそう言いながら、
「あはっ!良いね!その感じ……さっきのビルよりワクワクしてきちゃった!!」
対するムツキはそう言いながらMG5を取り出して構え、相方のハルカもショットガンを構え直す。
「?ビル?首都高の間違いじゃないッスか?」
「あぁ、そっちは私達は手を出してないよ。私達がぶっ壊したのは詐欺グループが隠れ蓑にしていたビルだけ。」
「?詐欺グループ?」
「何の話ッスか?」
ムツキの言葉に来弥とイチカは首を傾げながらそう尋ねる。
「ん?」
「あ、あの。ムツキ室長。もしかしてこの人達、例の件とは無関係なんじゃ……」
「そもそも、おたくらは一体何者ッスか?」
そんな二人の様子に首を傾げるムツキにハルカがそう言うなか、イチカはレッドドラゴンを構えながらそう尋ねる。
「う~ん……こういうのはいつもアルちゃんの出番なんだけど……仕方ないか……」
「「?」」
「私達は
「ッ!!」
次の瞬間、ムツキはハルカと共に愛銃を構えながらそう名乗りを上げる。
「便利屋?」
「便利屋が信号機にハッキングを仕掛けたり、アイドルユニットを狙ったりするもんなんですか?」
「はぁ?信号機にハッキング?アイドルユニット?」
「あ、あの、一体何の話ですか?私達がやったのはあの辺で活動していた詐欺グループが隠れ蓑にしていたダミー会社のビルを爆弾で吹き飛ばしたくらいですよ?」
「いや、それでも十分犯罪行為ッスよね!?」
「あんた達だってそんなご立派な武器持っちゃって……どうみてもカタギじゃないでしょ?」
オドオドしながらそう言うハルカにそうツッコミを入れるイチカに対し、ムツキは冷静にそう返す。
チュンッ!!
「痛っ!?」
「!?ハルカちゃん!?」
「「!?」」
そんななか、ハルカが銃撃され、左肩を負傷する。
「ッ……!!」
銃弾が放たれた方を見ると、いつの間にか首都高の前で制圧した部隊と同じ黒服の部隊がアサルトライフルをイチカと来弥、
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
「「ッ!!」」
「ハルカちゃんっ!!」
「くっ……」
直後、黒服部隊から放たれた銃弾の雨に四人は咄嗟に同じコンテナの影に隠れる。
「ってなんでおたくらまでこっちに逃げ込んでんスか!?
「こっちが聞きたいんだけど!?なにあいつら、依頼人が用意した味方かと思ったら、こっちにまで撃ってきて!!」
イチカとムツキが互いにそう言うなか、黒服部隊はジリジリと近付いてくる。
「……どうするッスか?このままあの連中も入れた三つ巴でもするッスか?」
そんな黒服部隊を見ながら、イチカは含み笑いを浮かべながらそう尋ねる。
「……冗談。ハルカちゃんっ!一時休戦するよっ!!」
「は、はいぃっ!!」
「来弥!便利屋と共闘するッスよっ!!」
「了解!!」
四人はそう言いながら
「「それじゃあ、行く(ッス)よ!!」」
次の瞬間、イチカとムツキはそう言いながら来弥とハルカと共に黒服部隊へと向かっていった。