花の確執
管制室・・・
「あり?梨紗姉が決めるんじゃないの……?」
第三屋外演習場内・・・
「ふ、ふざけるんじゃないわよっ!!」
パァンッ!!
コケにされていると感じたのか、井原は額に青筋を浮かべながら、そう言いながら梨紗に向けて発砲する。
ガキィィィンッ!!
「ッ!?」
「………」
が、井原のゴム弾は梨紗に届く前に千景のラバーソードCHGに弾かれてしまう。
「貴女の相手は私よ……井原さん 。」
「ふ、ふざけんなっ!ヘマやらかして、時代遅れ の電波塔の麓 にポツンと建っている小さな 喫茶店 に左遷された雑魚がっ!!」
パパパァンッ!パパパァンッ!!
涼しい表情でそう言う千景に対し、完全に激昂した井原はそう言いながら乱射する。
管制室・・・
「「「(ピキィッ!!)………」」」
「ひぃ……っ!?」
「うわぁ……なんか終わったね、あの人………」
井原の言葉にキレたのか、額に青筋を浮かべながら貼りついたような笑顔を浮かべる千束とたきな、フキの三人にエリカが思わず悲鳴を上げるなか、ヒバナは若干引きながらそう言う。
「………」
井原が意図せずに管制室にいる三人のリコリスの怒りを買っているなか、千景はかわせるゴム弾は最小限の動きでかわし、当たりそうなのはラバーソードCHGで弾きながら歩みを進めていく。
(な、なんなのよ……なんなのよっ!?こいつっ!!)
「どうかしら?一方的な暴力に為 す術 なく、弾 と一緒に心も磨 り減らしていく気分は……」
「ッ……」
そう言いながら歩み寄る千景に、井原は思わず後退 る。
カチッ……カチ……ッ
それとほぼ同時に弾切れを起こす。
「フッ!!」
その一瞬の隙を見逃さなかった千景は肉薄 しながら、ラバーソードCHGで斬りかかる。
「くっ!!」
対する井原は左耳に掠 りながらもなんとかかわし、ダウンしているセカンドに駆け寄る。
その左耳は切れてはいないものの赤くなっている。
「寄越しなさいっ!!」
「あ……っ!?」
そんな左耳のことなど気にすることなく、井原はセカンドからまだゴム弾が残っているグロックとマガジンを奪い、自身のグロックのマガジンを交換する。
「一方的に殴られる、痛さと怖さを教えてあげるわ。」
「ふ、ふざけんなぁぁぁっ!!」
パパパァンッ!パパパァンッ!パパパァンッ!パパパァンッ!パパパァンッ!パパパァンッ!!
そんななか、そう言いながら歩み寄ってくる千景に対し、井原はそう言いながら二丁にしたグロックで発砲する。
「それともう一つ………」
対する井原はそう言いながら軽やかにゴム弾をかわしていく。
「ッッ……!!」
「射撃の速さと正確性は井ノ上さんと乙女さんの方が上だわ 。」
「!?」
ドカァァァンッ!!
次の瞬間、千景はそう言いながら剣道の『胴打ち』を井原に食らわせる。
「がはっ……!?」
井原は一瞬意識を手放しかける。
「くっ!!」
パァンッ!!
が、意地からか井原は意識を手放さず、すぐさまグロックを構えて発砲する。
「フッ!!」
ドカァァァンッ!!
「ぐぅっ!?」
が、千景は軽くかわしながら、今度は『逆胴打ち』を叩き込む。
管制室・・・
「うわぁ……千景、えげつない………」
「あぁ、態 と撃たせたのをかわしてから、痛めつけてやがるな………」
そんな千景と井原の攻防を観ながら、千束とフキはそう言う。
「あの……良いんですか?あれ………」
「問題ない。今回の模擬戦の目的の一つに『井原の矯正 』も含まれているからな………」
そんななか、そう尋ねるひなたに対し、楠木は冷静にそう答えた。
「あり?梨紗姉が決めるんじゃないの……?」
第三屋外演習場内・・・
「ふ、ふざけるんじゃないわよっ!!」
パァンッ!!
コケにされていると感じたのか、井原は額に青筋を浮かべながら、そう言いながら梨紗に向けて発砲する。
ガキィィィンッ!!
「ッ!?」
「………」
が、井原のゴム弾は梨紗に届く前に千景のラバーソードCHGに弾かれてしまう。
「貴女の相手は私よ……井原
「ふ、ふざけんなっ!ヘマやらかして、
パパパァンッ!パパパァンッ!!
涼しい表情でそう言う千景に対し、完全に激昂した井原はそう言いながら乱射する。
管制室・・・
「「「(ピキィッ!!)………」」」
「ひぃ……っ!?」
「うわぁ……なんか終わったね、あの人………」
井原の言葉にキレたのか、額に青筋を浮かべながら貼りついたような笑顔を浮かべる千束とたきな、フキの三人にエリカが思わず悲鳴を上げるなか、ヒバナは若干引きながらそう言う。
「………」
井原が意図せずに管制室にいる三人のリコリスの怒りを買っているなか、千景はかわせるゴム弾は最小限の動きでかわし、当たりそうなのはラバーソードCHGで弾きながら歩みを進めていく。
(な、なんなのよ……なんなのよっ!?こいつっ!!)
「どうかしら?一方的な暴力に
「ッ……」
そう言いながら歩み寄る千景に、井原は思わず
カチッ……カチ……ッ
それとほぼ同時に弾切れを起こす。
「フッ!!」
その一瞬の隙を見逃さなかった千景は
「くっ!!」
対する井原は左耳に
その左耳は切れてはいないものの赤くなっている。
「寄越しなさいっ!!」
「あ……っ!?」
そんな左耳のことなど気にすることなく、井原はセカンドからまだゴム弾が残っているグロックとマガジンを奪い、自身のグロックのマガジンを交換する。
「一方的に殴られる、痛さと怖さを教えてあげるわ。」
「ふ、ふざけんなぁぁぁっ!!」
パパパァンッ!パパパァンッ!パパパァンッ!パパパァンッ!パパパァンッ!パパパァンッ!!
そんななか、そう言いながら歩み寄ってくる千景に対し、井原はそう言いながら二丁にしたグロックで発砲する。
「それともう一つ………」
対する井原はそう言いながら軽やかにゴム弾をかわしていく。
「ッッ……!!」
「射撃の速さと正確性は
「!?」
ドカァァァンッ!!
次の瞬間、千景はそう言いながら剣道の『胴打ち』を井原に食らわせる。
「がはっ……!?」
井原は一瞬意識を手放しかける。
「くっ!!」
パァンッ!!
が、意地からか井原は意識を手放さず、すぐさまグロックを構えて発砲する。
「フッ!!」
ドカァァァンッ!!
「ぐぅっ!?」
が、千景は軽くかわしながら、今度は『逆胴打ち』を叩き込む。
管制室・・・
「うわぁ……千景、えげつない………」
「あぁ、
そんな千景と井原の攻防を観ながら、千束とフキはそう言う。
「あの……良いんですか?あれ………」
「問題ない。今回の模擬戦の目的の一つに『井原の
そんななか、そう尋ねるひなたに対し、楠木は冷静にそう答えた。