命の重さと確執と・・・
「また会ったな、Cシャドウ。
剣で私に挑むつもりか?」
対峙した千景の手にあるソードCHGを見ながら、ブラッディーリーフはそう尋ねる。
「貴女に銃は通用しない。必然的に接近戦でいくしかない。剣が得意なのは、貴女だけとは思わないことね。」
「フッ……」
対する千景からの答えにブラッディーリーフが軽く笑みを浮かべた次の瞬間、
ガキィィィンッ!!
二人は互いに同時に駆け出し、凶星とソードCHGをぶつけ合わせる。
ドンッ!!
「うわっ!?」
「ッ……!?」
その瞬間、二人を中心に衝撃波が吹きすさび、壁や天井に軽くクレーターを作る。
「「………」」
ガキィンッ!!ガキィンッ!!ガキィンッ!!ガキィンッガキィンッ!!……
その後、二人は入れ替わり立ち替わりで何度も何度も互いの得物をぶつけ合わせる。
「す、凄い……」
まるで普段から観ている映画の世界に入り込んでしまったかのように、千束は目の前で繰り広げられている剣戟 に思わず釘付けになってしまう。
「……やめて下さい………」
「え?」
「やめて下さいっ!!千景さんっ!!若葉ちゃんっ!!」
そんななか、巫女が今にも泣きそうな表情でそう叫ぶ。
「ッ!!」
そんななか、ブラッディーリーフは先程までと同様に振り上げた凶星を振り下ろそうとする。
「ッ!!」
ガキィィィンッ!!
が、千景は先程までただぶつけ合わせていたのとは打って変わって、柄を握る両手を顔より少し上の辺りまで持ち上げ、切っ先を斜め下にやるような構えで受け止める。
「ッ!?」
その瞬間、ブラッディーリーフの脳裏に一瞬だけ今の自分達の状況とよく似た光景が過る。
(今のは……っ!?)
「フッ!!」
ガキィンッ!!
ブラッディーリーフが困惑するなか、千景は受け止めた凶星を弾いて、今度は千景から斬りかかる。
「ッ!!」
ガキィンッ!!
が、ブラッディーリーフはすぐさま凶星で受け止める。
「「………」」
ガキキキキキキキキキキキキキキキィィィンッ!!
その後、二人は先程までの荒々しい剣戟とは打って変わって、まるで演舞のような剣戟を繰り広げる。
「……解せぬな………」
「……不愉快ね………」
((何故私は、お前(貴女)の動きがわかるっ!?))
ガキィィィンッ!!
次の瞬間、二人は互いにそう思いながら得物をぶつけ合わせる。
ガキキキキキキキキキキキキキキキィィィンッ!!
「えっと、巫女さん?二人のことを知っているの?」
千景とブラッディーリーフが斬り合っているなか、千束がそう巫女に尋ねる。
「はい。二人とも、私の大切な人達です。残念ながら、お二人は覚えていませんが………本来なら二人は肩を並べる方達なんです………こんな、互いを殺し合うような………」
対する巫女は今にも泣きそうな表情でそう答える。
「ッ……」
それを見て、千束は先程、切られたデトニクスを見ながら悔しそうな表情を浮かべる。
「くぅ……っ!?」
そんななか、身体能力の差からか、千景が徐々に押され始める。
「千景さん………っ!!」
(千景さんと若葉ちゃんの戦闘技量はほぼ互角だった筈………武器も対人戦に向かない大鎌ではなく、片手剣………なのにこの差は………)
「っ!!」
巫女がそう考えているなか、千束は近くに落ちているリリベルの銃を拾い、フランジブル弾を込めてからブラッディーリーフに向けて、構える。
が、巫女がその銃身を押さえて止める。
「ちょっ………!?」
「今は迂闊に手を出してはいけません!!
下手に手を出せば、今の均衡が悪い方向に崩れてしまう可能性が高いです!!」
止められたことに声を上げる千束に対し、巫女は真剣な表情でそう言った。
剣で私に挑むつもりか?」
対峙した千景の手にあるソードCHGを見ながら、ブラッディーリーフはそう尋ねる。
「貴女に銃は通用しない。必然的に接近戦でいくしかない。剣が得意なのは、貴女だけとは思わないことね。」
「フッ……」
対する千景からの答えにブラッディーリーフが軽く笑みを浮かべた次の瞬間、
ガキィィィンッ!!
二人は互いに同時に駆け出し、凶星とソードCHGをぶつけ合わせる。
ドンッ!!
「うわっ!?」
「ッ……!?」
その瞬間、二人を中心に衝撃波が吹きすさび、壁や天井に軽くクレーターを作る。
「「………」」
ガキィンッ!!ガキィンッ!!ガキィンッ!!ガキィンッガキィンッ!!……
その後、二人は入れ替わり立ち替わりで何度も何度も互いの得物をぶつけ合わせる。
「す、凄い……」
まるで普段から観ている映画の世界に入り込んでしまったかのように、千束は目の前で繰り広げられている
「……やめて下さい………」
「え?」
「やめて下さいっ!!千景さんっ!!若葉ちゃんっ!!」
そんななか、巫女が今にも泣きそうな表情でそう叫ぶ。
「ッ!!」
そんななか、ブラッディーリーフは先程までと同様に振り上げた凶星を振り下ろそうとする。
「ッ!!」
ガキィィィンッ!!
が、千景は先程までただぶつけ合わせていたのとは打って変わって、柄を握る両手を顔より少し上の辺りまで持ち上げ、切っ先を斜め下にやるような構えで受け止める。
「ッ!?」
その瞬間、ブラッディーリーフの脳裏に一瞬だけ今の自分達の状況とよく似た光景が過る。
(今のは……っ!?)
「フッ!!」
ガキィンッ!!
ブラッディーリーフが困惑するなか、千景は受け止めた凶星を弾いて、今度は千景から斬りかかる。
「ッ!!」
ガキィンッ!!
が、ブラッディーリーフはすぐさま凶星で受け止める。
「「………」」
ガキキキキキキキキキキキキキキキィィィンッ!!
その後、二人は先程までの荒々しい剣戟とは打って変わって、まるで演舞のような剣戟を繰り広げる。
「……解せぬな………」
「……不愉快ね………」
((何故私は、お前(貴女)の動きがわかるっ!?))
ガキィィィンッ!!
次の瞬間、二人は互いにそう思いながら得物をぶつけ合わせる。
ガキキキキキキキキキキキキキキキィィィンッ!!
「えっと、巫女さん?二人のことを知っているの?」
千景とブラッディーリーフが斬り合っているなか、千束がそう巫女に尋ねる。
「はい。二人とも、私の大切な人達です。残念ながら、お二人は覚えていませんが………本来なら二人は肩を並べる方達なんです………こんな、互いを殺し合うような………」
対する巫女は今にも泣きそうな表情でそう答える。
「ッ……」
それを見て、千束は先程、切られたデトニクスを見ながら悔しそうな表情を浮かべる。
「くぅ……っ!?」
そんななか、身体能力の差からか、千景が徐々に押され始める。
「千景さん………っ!!」
(千景さんと若葉ちゃんの戦闘技量はほぼ互角だった筈………武器も対人戦に向かない大鎌ではなく、片手剣………なのにこの差は………)
「っ!!」
巫女がそう考えているなか、千束は近くに落ちているリリベルの銃を拾い、フランジブル弾を込めてからブラッディーリーフに向けて、構える。
が、巫女がその銃身を押さえて止める。
「ちょっ………!?」
「今は迂闊に手を出してはいけません!!
下手に手を出せば、今の均衡が悪い方向に崩れてしまう可能性が高いです!!」
止められたことに声を上げる千束に対し、巫女は真剣な表情でそう言った。