命の重さと確執と・・・
巫女side
あれからどれくらい経っただろうか……
『千景さん』を含めた四人の気配が施設内に侵入した後も変わらず戦いが続いている。
ただ最も激しい戦闘が繰り広げられている下の大試験場に彼女以外の三人が到達した後から、消えかけていた命の灯が安定しているのがわかる。
どうか、これ以上、命が喪われないで……
「おいっ!それ本当か……ぐあっ!?」
「!?貴様、何者ぐはっ!?」
「!?」
そう祈りを捧げるなか、ゲートの前にいた警備兵二人が何者かに倒されるような声が聞こえてくる。
この気配は彼女の……っ!!
ゴゴゴ……ッ!!
次の瞬間、いつもは何名かの研究員と兵士が入る時にしか開かない重厚なゲートがひとりでに開いてくる。
「貴女が私を呼んでいた巫女さん……かしら?」
次の瞬間、ゲートの向こうから『前世 』と違って、『蒼』を纏い『剣』を手にする彼女…『郡千景』がそう言いながら入ってくる。
これも『神樹様』の悪戯だろうか……奇しくもその出で立ちは今でも恋い焦がれる私の大切な人…『乃木若葉』を彷彿とさせるものだった……
あれからどれくらい経っただろうか……
『千景さん』を含めた四人の気配が施設内に侵入した後も変わらず戦いが続いている。
ただ最も激しい戦闘が繰り広げられている下の大試験場に彼女以外の三人が到達した後から、消えかけていた命の灯が安定しているのがわかる。
どうか、これ以上、命が喪われないで……
「おいっ!それ本当か……ぐあっ!?」
「!?貴様、何者ぐはっ!?」
「!?」
そう祈りを捧げるなか、ゲートの前にいた警備兵二人が何者かに倒されるような声が聞こえてくる。
この気配は彼女の……っ!!
ゴゴゴ……ッ!!
次の瞬間、いつもは何名かの研究員と兵士が入る時にしか開かない重厚なゲートがひとりでに開いてくる。
「貴女が私を呼んでいた巫女さん……かしら?」
次の瞬間、ゲートの向こうから『
これも『神樹様』の悪戯だろうか……奇しくもその出で立ちは今でも恋い焦がれる私の大切な人…『乃木若葉』を彷彿とさせるものだった……