プロローグ
廃工場内・・・
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!
「ドウシタ!?ガキ共!!隠レルノニ精一杯カァッ!!?今カラ銃ヲ捨テテソノ身体ヲ差シ出スナラ、許シテヤッテモイイゾォッ!!!」
「くそっ!何て火力だっ!!」
ボスが高笑いしながらそう言うなか、フキはそう悪態を吐きながらたきな達と共に遮蔽物に身を隠してHWSリーオーのマシンガン二丁から放たれる銃弾の雨を凌ぐ。
「!?あれは……?」
そんななか、たきなは外からこちらに向かって駆けてくる、対物ライフルを担いだ自分と同じ蒼い制服姿の少女に気付く。
「!?梨紗!?」
「梨紗?あの人が……」
その少女を見てそう困惑の声を上げるフキの言葉にたきなはそう言いながら少女、梨紗の動きを注視する。
「新手カッ!!」
そんな梨紗に対し、HWSリーオーの周りにいたマフィア達がそう言いながら装備していたアサルトライフルを構える。
「ッ!!」
ダダダッ!ダダダッ!ダダダッ!
対する梨紗はすぐさま牽制としてMP7モードにしたCHGを構え、駆けながら発泡する。
「クッ!」
「ヒィッ!」
ガガガンッ!ガガガンッ!ガガガンッ!
ボスやマフィア達はすぐさまHWSリーオーの影に隠れ、その装甲で銃弾を防ぐ。
その直後、マフィア達の盾代わりになっていたHWSリーオーは弾切れになったのか、マシンガン二丁からガトリングガンに持ち替える。
「ッ……」
それを見た梨紗は駆けながらパワードスーツを装着している右足に意識を集中させる。
カァァァ
すると、パワードスーツにエメラルドのラインが輝き始める。
「!?」
(あの輝きは……っ!?)
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
その輝きにたきながそう思いながら首を傾げるなか、HWSリーオーがガトリングガンから大量の弾丸を撃ち出してくる。
「ッ!!」
が、その瞬間、梨紗はパワードスーツを装着した右足で力強く踏みしめて跳躍。
オリンピック選手のような綺麗な背面跳びでHWSリーオーの銃弾の雨を回避しながらフキ達の所に飛び込む。
「!?」
「ふぅ……」
「「梨紗!!」」
「梨紗……何故、来た!?」
その跳躍にたきなが目を見開くなか、エリカとヒバナ、フキがそう言う。
「あれはアーマードスーツ『リーオー』。フキ達も何度か会敵したことのある機体と同じよ。」
「え!?そうなの!!?」
「ヘビーウェポンというオプションで強化されているの。だから生半可な火力じゃ装甲は抜けないし、パワーアシストによって大火力兵器も扱える。」
「確かに……攻撃の合間を狙って撃ってみましたが、全く効きませんでした……」
「ちっ……」
「……どうすれば破壊できるの?」
梨紗の説明にたきなが悔しそうにそう言いフキが舌打ちするなか、エリカは不安げにそう尋ねる。
「項部分。彼処だけ排熱の関係で装甲が薄くなってるの。
あれだけの機体を動かすもの。膨大な熱量が発生するのも当然。
それに項部分の真下には機体のジェネレータが位置している。」
「ですが、項部分は首とバックパック、そして左右にはシールドが設置されていて狙えません。」
「だから言ったでしょ。項部分は排熱機関だと。熱を持った空気はどういった特徴がある?」
「………上昇するな。」
「そう。だから蓋をすることができない。
つまりは頭上はがら空きになっている。
そして、私達のなかで項部分の装甲を撃ち抜けるのは私のヘカートだけ。」
「………一つ教えろ。何故、そこまで詳しい?」
MP7モードのCHGのMP7のマガジンを交換しながらそう説明する梨紗に対し、フキは真剣な表情でそう尋ねる。
「……リーオーとHWSは私と父さんが考案したものだから。」
対する梨紗は『何がなんでも破壊する』という殺気が混ざった鋭い視線を向けながらそう答えた。
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!
「ドウシタ!?ガキ共!!隠レルノニ精一杯カァッ!!?今カラ銃ヲ捨テテソノ身体ヲ差シ出スナラ、許シテヤッテモイイゾォッ!!!」
「くそっ!何て火力だっ!!」
ボスが高笑いしながらそう言うなか、フキはそう悪態を吐きながらたきな達と共に遮蔽物に身を隠してHWSリーオーのマシンガン二丁から放たれる銃弾の雨を凌ぐ。
「!?あれは……?」
そんななか、たきなは外からこちらに向かって駆けてくる、対物ライフルを担いだ自分と同じ蒼い制服姿の少女に気付く。
「!?梨紗!?」
「梨紗?あの人が……」
その少女を見てそう困惑の声を上げるフキの言葉にたきなはそう言いながら少女、梨紗の動きを注視する。
「新手カッ!!」
そんな梨紗に対し、HWSリーオーの周りにいたマフィア達がそう言いながら装備していたアサルトライフルを構える。
「ッ!!」
ダダダッ!ダダダッ!ダダダッ!
対する梨紗はすぐさま牽制としてMP7モードにしたCHGを構え、駆けながら発泡する。
「クッ!」
「ヒィッ!」
ガガガンッ!ガガガンッ!ガガガンッ!
ボスやマフィア達はすぐさまHWSリーオーの影に隠れ、その装甲で銃弾を防ぐ。
その直後、マフィア達の盾代わりになっていたHWSリーオーは弾切れになったのか、マシンガン二丁からガトリングガンに持ち替える。
「ッ……」
それを見た梨紗は駆けながらパワードスーツを装着している右足に意識を集中させる。
カァァァ
すると、パワードスーツにエメラルドのラインが輝き始める。
「!?」
(あの輝きは……っ!?)
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
その輝きにたきながそう思いながら首を傾げるなか、HWSリーオーがガトリングガンから大量の弾丸を撃ち出してくる。
「ッ!!」
が、その瞬間、梨紗はパワードスーツを装着した右足で力強く踏みしめて跳躍。
オリンピック選手のような綺麗な背面跳びでHWSリーオーの銃弾の雨を回避しながらフキ達の所に飛び込む。
「!?」
「ふぅ……」
「「梨紗!!」」
「梨紗……何故、来た!?」
その跳躍にたきなが目を見開くなか、エリカとヒバナ、フキがそう言う。
「あれはアーマードスーツ『リーオー』。フキ達も何度か会敵したことのある機体と同じよ。」
「え!?そうなの!!?」
「ヘビーウェポンというオプションで強化されているの。だから生半可な火力じゃ装甲は抜けないし、パワーアシストによって大火力兵器も扱える。」
「確かに……攻撃の合間を狙って撃ってみましたが、全く効きませんでした……」
「ちっ……」
「……どうすれば破壊できるの?」
梨紗の説明にたきなが悔しそうにそう言いフキが舌打ちするなか、エリカは不安げにそう尋ねる。
「項部分。彼処だけ排熱の関係で装甲が薄くなってるの。
あれだけの機体を動かすもの。膨大な熱量が発生するのも当然。
それに項部分の真下には機体のジェネレータが位置している。」
「ですが、項部分は首とバックパック、そして左右にはシールドが設置されていて狙えません。」
「だから言ったでしょ。項部分は排熱機関だと。熱を持った空気はどういった特徴がある?」
「………上昇するな。」
「そう。だから蓋をすることができない。
つまりは頭上はがら空きになっている。
そして、私達のなかで項部分の装甲を撃ち抜けるのは私のヘカートだけ。」
「………一つ教えろ。何故、そこまで詳しい?」
MP7モードのCHGのMP7のマガジンを交換しながらそう説明する梨紗に対し、フキは真剣な表情でそう尋ねる。
「……リーオーとHWSは私と父さんが考案したものだから。」
対する梨紗は『何がなんでも破壊する』という殺気が混ざった鋭い視線を向けながらそう答えた。