異なりし“力”
『SONG』、食堂・・・
「う~ん……美味しいぃ~。」
臨時職員としての職務と平行して温水プールでの訓練が始まってから更に数日後の昼、ノゾミはそう言いながら日替わりランチセット(メンチカツ)を堪能している。
「おや?ノゾミさん。」
「おっすぅー。」
「あ。雪那ちゃんに燐さん……」
そんななか、いつの間にか食堂に来ていた、トレーを持った雪那と燐が話しかけてくる。
因みに雪那のトレーにはパンケーキ、燐のトレーには味噌ラーメンが乗っていた。
「ここ良いですか?」
「どうぞぉ~。」
「サンキュー。」
ノゾミから許可を貰った雪那と燐はそう言いながら、ノゾミと同じテーブルに着く。
「あぁ~、疲れたぁ~。」
「あ。ポッピー。」
「お疲れ様です。」
「お疲れさぁ~ん。」
「あぁ、ノゾミに雪那に燐……お疲れぇ~。」
その直後、昼休憩に入った明日那 がそう言いながら食堂に入ってくる。
「セッテちゃん、折角だからセッテちゃんも休憩に入っちゃって良いよ。」
「良いんですか?ありがとうございますっ!!」
そうしてセッテも休憩に入り、二人もノゾミ達三人と同じテーブルに着く。
尚、明日那 はナポリタン、セッテは賄 いチャーハンである。
「そういえば、ノゾミ、翼から聞いた訓練の調子はどうよ?」
「調子ですか?今は15分で7個くらい取れるようになりましたね。」
味噌ラーメンを食べながらそう尋ねる燐に対し、ノゾミはメンチカツを食べながらそう答える。
「ふぅーん……」
「燐さんは雪那ちゃんと一緒にエルフナインさんの手伝いをしているんでしたっけ?」
「まぁな……たまに雪那がエルフナインを相手に無自覚百合を咲かせるせいでエルフナインが使い物にならなくなって作業が止まっちまうけど……」
「?」
「「「あらー……」」」
ため息混じりにそう答える燐の言葉に雪那は首を傾げ、ノゾミ、セッテ、明日那 の三人は苦笑いを浮かべる。
「そ、それにしても、ノゾミは頑張ってるよねぇ……目隠しの状態で水中で15分で7個ってなかなかのもんだよ。」
「まだまだだよ。目標は10分で10個!!」
その後、話題を変えようとそう言う明日那 に対し、ノゾミは笑顔でそう言う。
「ポッピーの方はどう?オペレーターの仕事は慣れた?」
「う~ん……改めて後方の重要性を認識できたよ……前線メンバーが安心して戦えるのは、オペレーターのサポートがあるからなんだよねぇ……」
「セッテの方は調子はどう?」
セッテからの問いに明日那 がしみじみとしながらそう答えるなか、ノゾミはそうセッテに尋ねる。
「私も大分 慣れたかな。厨房のおばさん達は優しいし。今はメニューの殆んどのレシピを覚えたし。任せてももらえてる。」
「へぇ~~!!」
「………」ズルズル
セッテの言葉にノゾミが目を輝かせるなか、燐は味噌ラーメンの麺を啜 る。
「そういえば、燐さんはその姿でもシンフォギアを纏えるんでしたっけ?」
「ん?」
そんななか、隣でパンケーキを食べている雪那がそう燐に話しかける。
尚、今の燐は少女の姿をしている。
「あぁ、まぁな……」
「それなら一回、その姿で模擬戦をしてみてくれないか?」
「「「「「ん?」」」」」
そんななか、いつの間にか近くにいた風鳴司令がそう話しかけてくる。
因みに彼のトレーにはステーキセットが乗っている。
「ダンナ……」
「あぁ、食事の邪魔をして、こんなことを言い出してすまんな……前回の南極やトーマス・ホイットモアでの件で実力は申し分ないとわかってはいるが、改めて異世界の装者の“力”を確認したいと思ってな……」
「まぁ、俺は別に良いけど……皆は?」
「私は大丈夫です。」
「ノゾミが大丈夫なら、私も大丈夫かな。」
「私も。」
「私も大丈夫です。」
風鳴司令からの提案に了承しながらそう尋ねる燐に対し、ノゾミと明日那 、セッテと雪那の四人はそう答える。
「決まりだな……模擬戦自体は食事を終えてから15分後ということで良いか?」
「「「「「はいっ!!」」」」」
そう言う風鳴司令の言葉にノゾミ達五人は真剣な表情でそう返事した。
「う~ん……美味しいぃ~。」
臨時職員としての職務と平行して温水プールでの訓練が始まってから更に数日後の昼、ノゾミはそう言いながら日替わりランチセット(メンチカツ)を堪能している。
「おや?ノゾミさん。」
「おっすぅー。」
「あ。雪那ちゃんに燐さん……」
そんななか、いつの間にか食堂に来ていた、トレーを持った雪那と燐が話しかけてくる。
因みに雪那のトレーにはパンケーキ、燐のトレーには味噌ラーメンが乗っていた。
「ここ良いですか?」
「どうぞぉ~。」
「サンキュー。」
ノゾミから許可を貰った雪那と燐はそう言いながら、ノゾミと同じテーブルに着く。
「あぁ~、疲れたぁ~。」
「あ。ポッピー。」
「お疲れ様です。」
「お疲れさぁ~ん。」
「あぁ、ノゾミに雪那に燐……お疲れぇ~。」
その直後、昼休憩に入った
「セッテちゃん、折角だからセッテちゃんも休憩に入っちゃって良いよ。」
「良いんですか?ありがとうございますっ!!」
そうしてセッテも休憩に入り、二人もノゾミ達三人と同じテーブルに着く。
尚、
「そういえば、ノゾミ、翼から聞いた訓練の調子はどうよ?」
「調子ですか?今は15分で7個くらい取れるようになりましたね。」
味噌ラーメンを食べながらそう尋ねる燐に対し、ノゾミはメンチカツを食べながらそう答える。
「ふぅーん……」
「燐さんは雪那ちゃんと一緒にエルフナインさんの手伝いをしているんでしたっけ?」
「まぁな……たまに雪那がエルフナインを相手に無自覚百合を咲かせるせいでエルフナインが使い物にならなくなって作業が止まっちまうけど……」
「?」
「「「あらー……」」」
ため息混じりにそう答える燐の言葉に雪那は首を傾げ、ノゾミ、セッテ、
「そ、それにしても、ノゾミは頑張ってるよねぇ……目隠しの状態で水中で15分で7個ってなかなかのもんだよ。」
「まだまだだよ。目標は10分で10個!!」
その後、話題を変えようとそう言う
「ポッピーの方はどう?オペレーターの仕事は慣れた?」
「う~ん……改めて後方の重要性を認識できたよ……前線メンバーが安心して戦えるのは、オペレーターのサポートがあるからなんだよねぇ……」
「セッテの方は調子はどう?」
セッテからの問いに
「私も
「へぇ~~!!」
「………」ズルズル
セッテの言葉にノゾミが目を輝かせるなか、燐は味噌ラーメンの麺を
「そういえば、燐さんはその姿でもシンフォギアを纏えるんでしたっけ?」
「ん?」
そんななか、隣でパンケーキを食べている雪那がそう燐に話しかける。
尚、今の燐は少女の姿をしている。
「あぁ、まぁな……」
「それなら一回、その姿で模擬戦をしてみてくれないか?」
「「「「「ん?」」」」」
そんななか、いつの間にか近くにいた風鳴司令がそう話しかけてくる。
因みに彼のトレーにはステーキセットが乗っている。
「ダンナ……」
「あぁ、食事の邪魔をして、こんなことを言い出してすまんな……前回の南極やトーマス・ホイットモアでの件で実力は申し分ないとわかってはいるが、改めて異世界の装者の“力”を確認したいと思ってな……」
「まぁ、俺は別に良いけど……皆は?」
「私は大丈夫です。」
「ノゾミが大丈夫なら、私も大丈夫かな。」
「私も。」
「私も大丈夫です。」
風鳴司令からの提案に了承しながらそう尋ねる燐に対し、ノゾミと
「決まりだな……模擬戦自体は食事を終えてから15分後ということで良いか?」
「「「「「はいっ!!」」」」」
そう言う風鳴司令の言葉にノゾミ達五人は真剣な表情でそう返事した。