行き着く先は・・・

客室・・・

「……んっ……ここは……」

「んんっ……『SONG』……?」

その頃、二人とは別の部屋で保護されていたポッピーとセッテも目を覚ます。

「あら。丁度こっちも目を覚ましたみたいね。」

「!?マリアさん!!」

「それに響とクリス、風鳴司令もいるってことはここは『SONG』ってこと……?」

そんななか、そう言うマリアを始めとする響やノゾミ達が入ってくる。

「セッテ!!」

「ノゾミ!!」

「大丈夫?」

「うん。何処も怪我はしてないよ。」

「そっか……よかった………」

無事に再会を果たした後、セッテに怪我等がないということがわかり、ノゾミは胸を撫で下ろしながらそう言う。

「なんか響と未来を見ている気分だな……」

「フフ……そうね……」

「へ?そうなの?」

そんな二人を見ながらそう言うクリスとマリアに対し、響は思わず呆けた表情でそう尋ねる。

「あぁ、特に長期の出張任務から帰還した時の二人のやりとりが正にあんな感じだ。」

「あぁ、なるほど………」

「?」

響達のやりとりを聞いて、ポッピーは怪訝な表情を浮かべながら首を傾げる。

「あぁ、そういえば、あなた達二人にはちゃんと話していなかったわね……」

そんなポッピーとセッテに対し、マリアはそう言いながらこの世界が彼女達が知るどの『地球』とも違う次元の『地球』であること、彼女達のことをよくは知らない自分達『SONG』は彼女達を保護はするが、暫くは監視付きで観察させてもらうことになったことを説明した。
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