行き着く先は・・・

「ーーー以上が私達がお話できる全てです。」

「うむ………わかった、その言葉を信じよう。だが、我々は君達のことを知らない。だから、保護すると同時に暫くの間は観察させてほしい。」

「わかりました。」

「あのぅ……セッテとポッピーは………」

「彼女達も別室で保護しているし、後で一緒に行動することもできるわ。無論、監視は付けさせてもらうけど。」

雪那の説明を聞いた後、そう言う風鳴司令の提案に雪那が了承するなか、セッテとポッピーの安否について、そう尋ねるノゾミに対し、マリアがそう答える。

「そうですか……よかった………」

「ところで私達のペンダントは?」

「あぁ、ごめんなさい。こちらの職業柄、三人が気を失っていた間に預かって解析に回してもらっているわ。返却するにも時間がかかるわね………」

「そうですか………」

「あの、二人に会いに行っても良いでしょうか?」

ペンダントの行方について、そう尋ねる雪那にマリアがそう答えるなか、ノゾミは恐る恐るそう言う。

「あぁ、話を聞く限り、彼女達も君達にとっては大切な友達なのだろう。マリア君が言っていた通り、監視付きで良いなら今すぐ会いに行けるが……君達はどうだろう?」

そんなノゾミにそう言いながら、風鳴司令は響、クリス、マリアの三人に確認する。

「私は会わせてあげたいです!大切な友達と会えないのは寂しいですから!!」

「まぁ、話を聞く限り、悪い奴等には見えねぇしな……」

「私も二人と同意見です。」

「よし。なら、彼女達がいる部屋には俺達が案内しよう。」

「ありがとうございます!!」

「ありがとうございます。」

そうして響達四人の案内で二人はセッテとポッピーがいる部屋に向かうことになった。
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