行き着く先は・・・

「彼女達は一体……」

「もう一人の方はどうでしたか?」

エルフナインのセッテに関する推察を聞いて響がそう言うなか、翼はポッピーの検査結果について、そう尋ねる。

「彼女についてなんだが、また妙な結果が出てな。」

ヴゥンッ!!

風鳴司令がそう言うなか、今度はポッピーの検査結果が映し出される。

「?エラー?」

が、画面にはポッピーのシルエットの前に『ERROR』の文字がでかでかと映し出されていた。

「司令、これは……」

「彼女の身体がどういう訳か我々の検査機器に反応しなかったんだ。」

「なんだ?ここに来て検査機器がイカれちまったのか?」

ポッピーの『ERROR』という検査結果について、そう尋ねる翼にそう答える風鳴司令に対し、クリスは首を傾げる。

「我々もその可能性も考慮して今度は彼女の血液を採取して最近、メンテナンスを終えたばかりの血液検査機器で検査したんだが、結果は同じだった………」

客室・・・

「んっ……ここは……?」

「どうやら『SONG』の本部にある客室の一室のようです。」

「雪那ちゃん!?」

その頃、客室で目を覚ましたノゾミに対し、先に目を覚ましていた雪那がそう言う。

「!?セッテとポッピーは!?」

「わかりません。私が目を覚ました頃にはこの部屋には私達しかいませんでした。私達と同じように『SONG』に保護されていると良いんですが……」

「あ!良かった!!」

「二人とも、目を覚ましたみたいね。」

「!?響さん!マリアさん!!」

「クリスさんも……やはり、ここは『SONG』でしたか……」

そんななか、事情を聞きにきた響とマリア、クリスの三人が入ってきた。
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