棺を護りしもの
その後、ノゾミとスィン博士は初見とは思えない見事な連携で自動人形を粗方殲滅する。
「!?」
が、その直後、ノゾミは自動人形達が守護していた『棺』から発せられる特殊な思念波を感じ取る。
ズガァァァンッ!!
「くっ!!」
次の瞬間、『棺』の上部からビームが放たれ、ノゾミは紙一重でかわす。
「「「「「「ノゾミ(ちゃん)!ッ!?」」」」」」
ズガガガガガガァァァンッ!!
ビームは続けて、スィン博士やセッテ達にも襲いかかり、六人も紙一重でかわしながら一ヶ所に固まり、ノゾミも合流する。
「皆!大丈夫か!?」
「はい!!でも………」
「今のビームは………」
「棺から………ッ!?」
『!?』
ゴゴゴゴゴ………ッ!!
合流した後、そう確認する翼に響がそう言い、セッテとマリアが『棺』を見ながらそう言うなか、『棺』自体が動き出そうとするかのように揺れ始め、それに合わせて遺跡内全体が揺れ始める。
『SONG』、本部・・・
ビィーッ!!ビィーッ!!
「これは一体………!?」
「司令!中央に位置する『棺』から観測されるエネルギーが増幅していきます!!」
「現場の装者達からは『棺』がまるで動き出そうとしているという情報が!!」
警告音が鳴り響くなか、そう言う風鳴司令に対し、藤堯と友里はそう報告する。
「まさか、あれ自体にも防衛システムが………!?っ風鳴司令、これ以上の遺跡内戦闘は危険よ!!」
「あぁ!全員、直ちに脱出しろ!!」
困惑しながらもそう進言する梨紗博士にそう返事しながら、風鳴司令はすぐさま通信でそう指示する。
遺跡内・・・
ゴゴゴゴゴ………ッ!!
「マズい……遺跡が崩壊するぞ!!」
「間に合うかしら………っ!?」
「セッテ!!」
「うん!!」
「皆さん!セッテの周りに集まってください!!私の魔法で地上に転移します!!」
大きくなっていく揺れに翼とマリアが動揺するなか、ノゾミがそう呼びかける。
「マグネットパワーオン!!」
カァァァ……バチバチッ!!
ノゾミの呼び掛けに一同が集まるなか、セッテはマグネットパワーで発生させた磁力と雷の魔力で生み出した電気を組み合わせた電磁フィールドを展開し、落ちてくる瓦礫を防ぐ。
その間にノゾミは集中し、一斉転移のための魔力を練る。
「お願い!調査隊の遺体も回収して!!」
「勿論です!それじゃあ、いきます!!」
パァァァ………ッ!!
切実な声でそう言うスィン博士にそう答えながら、ノゾミは大広間全体に行き渡るように巨大なミッドチルダ式の魔法陣を展開する。
「………転移っ!!」
・・・フッ・・・
次の瞬間、調査隊の遺体と共にノゾミ達の姿がその場から消えた。
「!?」
が、その直後、ノゾミは自動人形達が守護していた『棺』から発せられる特殊な思念波を感じ取る。
ズガァァァンッ!!
「くっ!!」
次の瞬間、『棺』の上部からビームが放たれ、ノゾミは紙一重でかわす。
「「「「「「ノゾミ(ちゃん)!ッ!?」」」」」」
ズガガガガガガァァァンッ!!
ビームは続けて、スィン博士やセッテ達にも襲いかかり、六人も紙一重でかわしながら一ヶ所に固まり、ノゾミも合流する。
「皆!大丈夫か!?」
「はい!!でも………」
「今のビームは………」
「棺から………ッ!?」
『!?』
ゴゴゴゴゴ………ッ!!
合流した後、そう確認する翼に響がそう言い、セッテとマリアが『棺』を見ながらそう言うなか、『棺』自体が動き出そうとするかのように揺れ始め、それに合わせて遺跡内全体が揺れ始める。
『SONG』、本部・・・
ビィーッ!!ビィーッ!!
「これは一体………!?」
「司令!中央に位置する『棺』から観測されるエネルギーが増幅していきます!!」
「現場の装者達からは『棺』がまるで動き出そうとしているという情報が!!」
警告音が鳴り響くなか、そう言う風鳴司令に対し、藤堯と友里はそう報告する。
「まさか、あれ自体にも防衛システムが………!?っ風鳴司令、これ以上の遺跡内戦闘は危険よ!!」
「あぁ!全員、直ちに脱出しろ!!」
困惑しながらもそう進言する梨紗博士にそう返事しながら、風鳴司令はすぐさま通信でそう指示する。
遺跡内・・・
ゴゴゴゴゴ………ッ!!
「マズい……遺跡が崩壊するぞ!!」
「間に合うかしら………っ!?」
「セッテ!!」
「うん!!」
「皆さん!セッテの周りに集まってください!!私の魔法で地上に転移します!!」
大きくなっていく揺れに翼とマリアが動揺するなか、ノゾミがそう呼びかける。
「マグネットパワーオン!!」
カァァァ……バチバチッ!!
ノゾミの呼び掛けに一同が集まるなか、セッテはマグネットパワーで発生させた磁力と雷の魔力で生み出した電気を組み合わせた電磁フィールドを展開し、落ちてくる瓦礫を防ぐ。
その間にノゾミは集中し、一斉転移のための魔力を練る。
「お願い!調査隊の遺体も回収して!!」
「勿論です!それじゃあ、いきます!!」
パァァァ………ッ!!
切実な声でそう言うスィン博士にそう答えながら、ノゾミは大広間全体に行き渡るように巨大なミッドチルダ式の魔法陣を展開する。
「………転移っ!!」
・・・フッ・・・
次の瞬間、調査隊の遺体と共にノゾミ達の姿がその場から消えた。