棺を護りしもの

「それがあなた達の……」

「はい。これが私達の………」

「シンフォギアです!!」

シンフォギアを纏った後、そう言う翼にそう答えながら、セッテと雪那はそう答えながら自動人形の群れに向かっていく。

「星を廻せ 世界の真ん中で」

ドカカカカカカカァァァンッ!!

雷を纏うことでスピードを上げ、七体の自動人形の真ん中に躍り出たセッテはその場で素早く回転するようにミョルニルを振るい、七体の自動人形を粉砕する。

「くしゃみすれば、何処かの森で蝶が乱舞」ブンッ!!

続けてセッテはハンマーからブーメランに形状変化させたミョルニルに雷を纏わせて投擲する。

ズババババババババババババババババババババァンッ!!

投擲されたミョルニルはチャクラムのように回転しながら自動人形を斬り裂いていった。

『MIRAGE MJOLNIR』

「君が守るドアの鍵

デタラメ 恥ずかしい物語」

ズババババババババババババババババババババァンッ!!

雪那は足元を凍らせ、滑走しながら冷気を纏わせたトリアイナで自動人形をすれ違い様に斬りつけていく。

パキキキ………ッ!!

斬りつけられた自動人形は傷口から凍りつき、機能を停止させる。

凍氷とうひょう疾風はやて

「「舐め合ってもライオンは強い」」

「私達も行くぞ!!」

「はい!!」

「ノゾミは引き続き、スィン博士の護衛をお願い!!」

「わかりました!!」

「生き残りたい 生き残りたい

まだ生きてたくなる」

ドカカカカカカカカカカカカカッ!!

翼、響、マリアの三人もそう言いながら参戦するなか、セッテは歌いながら、舞うように雷を纏わせた拳や蹴りを自動人形に食らわせていく。

そんななか、一体の自動人形が背後から襲いかかってくる。

「星座の導きでいま、見つめ合った」パシッ!!

が、セッテは自動人形の刃をかわしながら返ってきたミョルニルを掴み取り、

ドカアアアァァァンッ!!

すぐさまハンマーに戻し、雷を纏わせた状態で襲いかかってきた自動人形を思いきり殴る。

すると、殴られた自動人形は超電磁砲の弾の如く、他の自動人形を巻き込みながら吹き飛んでいく。

『BIG RAILGUN SHOT』

「生き残りたい 途方にくれて」クルクル

セッテの『BIG RAILGUN SHOT』の弾にされた自動人形が壁に激突する前に融解するなか、雪那はトリアイナをバトンのように回しながら周囲に氷の礫を生成し、

「キラリ枯れていく」

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!

向かってくる自動人形達に向けて放ち、命中させる。

パキキキ・・・バカァァァンッ!!

命中した箇所から自動人形はたちどころに凍りつき、砕け散った。

『氷牙舞舞』

「本気の身体 見せつけるまで」

ズオオオォォォーーーッ!!

雪那がそう歌いながら突き出したトリアイナの穂先から水が放たれ、三方向から自動人形達に襲いかかり、水浸しにする。

「ッ!!」

バチチチチチチチィィィンッ!!

合わせてセッテがその水を伝うように雷を流し、感電させていく。

パキキキ………ッ!!

セッテの雷によって感電し、動きが鈍った直後、雪那のトリアイナから放たれる冷気が自動人形達を凍らせていき、完全に身動きを封じる。

その直後、セッテと雪那は並び立つと同時にミョルニルは『⚡』が刻まれた黄金の、トリアイナは『Ψ』が刻まれた白銀の腕輪に変わり、各々、セッテの右手首と雪那の左手首に装着される。

「「私 眠らない」」

ズオオオォォォーーーッ!!

バチチチチチチチィィィンッ!!

二人が歌いながら手を繋ぎ、繋いでいない、腕輪を着けている方の手を向けた瞬間、雪那は濁流を、セッテは雷撃を同時に放つ。

ズガアアアァァァーーーンッ!!

雪那の濁流とセッテの雷撃は一つになり、回転しながら自動人形達を呑み込んだ。

『ボルテックミューブラスト』
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