行き着く先は・・・

司令室・・・

「司令。スィン博士と梨紗博士をお連れしました。」

「あぁ……」

「「「「!?」」」」

数分後、緒川と共に入ってきたスィン博士と梨紗博士にノゾミとセッテ、雪那、ポッピーの四人は思わず固まってしまう。

「?ノゾミちゃん、セッテちゃん、雪那ちゃん、ポッピーさん?」

「どうかしたか?」

そんな四人に対し、響とクリスが首を傾げながらそう尋ねる。

「あ。い、いや……」

「なんでもないですよ。」

(雪那。緒川さんと一緒に入ってきた二人はもしかして……)

(はい。恐らくこの世界・・・・のスィンさんと梨紗さんだと思われます。)

(ノゾミ……大丈夫かな……)

そんな二人にそう答えながら、セッテと雪那は“念話”でそう話をする。

「ようこそ、国連直轄のタスクフォース、『SONG』へ。自分が司令を任されている風鳴弦十郎です。」

「国連南極支部支部長のスィン・中村です。こちらは相方の吉田梨紗。」

「よろしく………」

そんな二人を他所よそに風鳴司令とスィン博士、梨紗博士の三人は互いにそう挨拶を交わす。

「………」

「?何かしら?」

「あ、い、いえ……ごめんなさい……」

「?」

初対面である筈の自分を見て動揺しているノゾミに対し、スィン博士は首を傾げる。

「……ところで入った瞬間から気になったんだけど……」

「なんでしょうか?」

「……SONGここにいる装者は確か六人だったんじゃないかしら?」

そんななか、相方の梨紗博士はノゾミとセッテ、雪那の三人の首に掛かっているシンフォギアペンダントを鋭い眼で見ながらそう尋ねた。
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