行き着く先は・・・

「そういうことだ。それに彼女達の詳細が政府の上層部に知れ渡れば、格好の研究資料として身柄を拘束されることにもなりかねんからな……」

「なるほど………」

「そういう事態になるのを未然に防ぐためにもやっぱり職員として管理下に置いて保護するのが妥当ってことね。」

「え~と……」

「色々とお気遣いありがとうございます……」

「ところで、職員として雇用して頂けるのは良いとして、具体的に何をすれば良いのでしょうか?」

真剣な表情でそう話をする風鳴司令と翼、マリアの三人にノゾミとセッテが若干申し訳なさそうにそう言うなか、雪那は業務内容について、そう尋ねる。

「ノゾミ君、セッテ君、雪那君の三人は緊急時には装者として任務に参加してもらうつもりだ。」

「尚、元はノゾミさんのバグスターという存在であるポッピーさんはノゾミさんがシンフォギアを纏う際には彼女に宿る必要があるとのことですので、緊急時はノゾミさんに宿ってもらう形で任務に協力してもらうことになります。」

対する風鳴司令はエルフナインと共に説明を始める。

「それで通常時は」

ピピッ!ピピッ!

「っとすまん。通信が入った。」

が、途中で通信が入り、司令は一言断りを入れてから通信機を手に取る。

「(ピッ!)俺だ………なに?もうそんな時間か?………わかった。」

ピッ!

「説明の途中ですまないが、前から予定が入っていた客人が到着したらしい。今から緒川がヘリポートで出迎えるところだ。」

「?客人?」

「なら、私達は一旦席を外した方が良いかしら?」

通信を終えた後、そう言う風鳴司令に対し、翼とマリアが首を傾げながらそう尋ねる。

「いや。おまえ達にもこのまま同席してほしい……今日の客人の目的は『SONGおれたち』にも関係のある話だからな………」

「「「「「「「「「「?」」」」」」」」」」

が、真剣な表情でそう言う司令の言葉に首を傾げた。
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