日用品も一通り購入した後、六人は親睦を深める意味も込めてカラオケに行くことになった。

カラオケ・・・

♪～♪～

「なぜ気持ちはすれ違うの
触れ合えたらわかるのに
ここにいて良いの？
ダメなの？
不安でまた牙を向くよ
なぜ僕らは不完全で
触れた瞬間に揺れるの
ただ君の笑顔が見たい
願いはそれだけなのにね

本当の強さは何だろう？
本当は見ないフリしてた
それは素直のままの
It's real heart」

「「「「「おぉ……っ！！」」」」」

「どうして泣いているの
どうして笑えないの
世界は希望に満ちているのに
どうして傷つけるの
どうして気付けないの
運命はいくらでも変わるよ
教えてよ
その心はどこに
向かっているの」

「素晴らしいですね……！！」

「明日那さん、カッコいい！！」

「本物の歌手みたい……！！」

「そういえば、ポッピーって音ゲーのバグスターだった………」

「だね。」

「なぜ僕らは夢を見るの
幻想かもしれないのに
また今日も困難ばかり
ぶつかって擦り傷だらけで
なぜ涙の後はいつも
少し優しくなれるの
きっと忘れていた何か
それが満たされるからかな」

雪那、響、未来、ノゾミ、セッテの五人がそう言うなか、ポッピー（明日那）は二番を歌い始める。

「何回だって
この手を伸ばして
何回だってキミを呼ぶよ
届け素顔のままの
My real heart

どうして競い合うの
どうして奪い合うの
分け合えばいいと
わかってるのに
どうして立ち止まるの
どうしてあきらめるの
奇跡は何度でも起きるよ
教えてよ
その瞳は
何を見つめているの」