行き着く先は・・・

渋谷・・・

「ふぅ~、美味しかったぁ~。」

「だねぇ~。」

「ついついお代わりしてしまいました………」

「一回、レシピ聞いてみたいねぇ………」

「あはは♪ノゾミちゃん達も気に入ってくれて良かったよ。」

「それにしても、響と同じ量食べる子がいるとは思わなかった………」

お好み焼きを堪能し、『ふらわー』を後にした後、満足げにそう言うノゾミ、セッテ、ポッピー、雪那の四人に対し、響と未来はそう言う。

因みに六人が食べた枚数は・・・

未来:2枚

ノゾミ・ポッピー:3枚

雪那:3.5枚(小玉込み)

響・セッテ:4枚

である。

「響……ノゾミちゃん達の分も持たなくて良かったね……」

「うん……でないと今月、ピンチだった………」

「じゃあこの後、どうしよっか?」

「う~ん……やっぱり、こっちで暫く生活するから服とか日用品は買いたいかな……」

「この身一つで飛ばされてきてしまいましたものね。私達。」

「だね。」

「まぁ、私はエイラにお掃除用具一式と調理用具一式とエプロン(調理用と掃除用の二着)とmy包丁とmyまな板と火打ち石とナイフとか入れてるけど……」

「待って、セッテ。なんでそんなのを持ち歩いてるの?」

「あはは………」

「それならデパートが良いかな……そこなら色々と必要なものは揃うから………」

そうして六人はデパートに向かうことになった・・・




デパート、衣服コーナー・・・

「う~ん……やっぱり雪那ちゃんには白が似合うかなぁ……」

「あ。このセーター、明日那さんに似合いそう………」

「「え~と………」」

「あはは……雪那ちゃんもポッピーも二人に着せ替え人形にされてるね……あ。このワンピース、セッテに似合いそう……」

「だねぇ……ノゾミにはこのTシャツとキュロットパンツの組み合わせかな……」

デパートの衣服コーナーにて、雪那と明日那が響と未来に着せ替え人形にされているなか、ノゾミとセッテは何故か、自分ではなく相手の服を選びながら買い物をしていた。
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