惨劇のライブ
『SONG』、本部・・・
ヴィーッ!!ヴィーッ!!
「どうした!?」
「横浜湾アリーナで高出力のフォニックゲインを検知しました!!」
「ここまでの数値………歴代で最高に高い数値です……っ!!」
その頃、警報音が鳴り響く『SONG』にて、そう尋ねる風鳴司令に対し、友里と藤尭がそう報告する。
「?横浜湾アリーナ……確か今は翼が凱旋ライブをやっていたか?」
「はい。ただ、今、歌っているのは……」
「翼さんのライブにゲストで呼ばれた新人アーティストで梨紗博士の娘である鳴護アリサだそうで……」
「!?なんだと……っ!!?」
戸惑いながらもそう報告する友里と藤尭の言葉に風鳴司令はそう困惑の声を上げる。
(梨紗博士から娘さんが翼のライブでデビューすることは聞いていたが……まさか、歴代最高クラスのフォニックゲインを引き出すとは……)
横浜湾アリーナ・・・
♪~♪♪~
ワァァァーーーッ!!
「なるほど……事前に調べた情報通りではあるが、ここまでのフォニックゲインを引き出すとは……」
アリサが元気よく歌い会場を湧かせるなか、今は人通りの少ない通路付近にて、フードを目深に被った黒ローブの人物は手元にあるタブレットを見ながらそう言う。
「……首尾はどうだ?」
『“――”様の予想通り、かなりのフォニックゲインが回収できています。先程の風鳴翼とマリア・カデンツァブナ・イヴが引き出したフォニックゲインと合わせて、転移に必要なエネルギーが十分に得られております。』
黒ローブが独り言のようにそう呟くや否や左耳に着けたインカム越しにそう報告する男性の声が聞こえてくる。
「そうか……ヴァネッサとエルザに転移の術式の構成を急がせろ。出来たらミラアルクに合わせて、私が遠隔で術式を起動させる。」
『ハッ!!』
「……貴様のその歌の“力”、我が主の『悲願』のために使わせてもらうぞ……鳴護アリサ……」
インカム越しにそう指示を出した後、黒ローブは楽しげに歌うアリサを見ながらそう言った。
♪~♪♪~
ワァァァーーーッ!!
「流石だな……どの世界でも『鳴護アリサ』の歌は絶大……っていうところか……」
それから時が流れ、歌いきったアリサの歌声に歓声が鳴り止まぬなか、燐は静かにそう呟く。
キィィィ……ッ!!
「ん?……ッ!?」
「「!?」」
そんななか、会場の上空を覆うように数多の魔法陣が展開されていく。
「え?なにこれ……こんな演出、予定にあったけ……?」
ライブの何らかの演出かと思った観客達がその魔法陣を見上げるなか、アリサはそう言いながら首を傾げる。
「まさか……こいつは……っ!?」
一方で観客席から魔法陣を見上げる燐の脳裏にはこの世界での三年前の、『奏』だった頃の『悪夢』の記憶が過る。
シュウウウ……
そうしている間に魔法陣からアルカノイズが召喚され、そのまま重力に従って真下にある観客席に向かって降ってくる。
三年前の『悪夢』が、繰り返されようとしていた。
ヴィーッ!!ヴィーッ!!
「どうした!?」
「横浜湾アリーナで高出力のフォニックゲインを検知しました!!」
「ここまでの数値………歴代で最高に高い数値です……っ!!」
その頃、警報音が鳴り響く『SONG』にて、そう尋ねる風鳴司令に対し、友里と藤尭がそう報告する。
「?横浜湾アリーナ……確か今は翼が凱旋ライブをやっていたか?」
「はい。ただ、今、歌っているのは……」
「翼さんのライブにゲストで呼ばれた新人アーティストで梨紗博士の娘である鳴護アリサだそうで……」
「!?なんだと……っ!!?」
戸惑いながらもそう報告する友里と藤尭の言葉に風鳴司令はそう困惑の声を上げる。
(梨紗博士から娘さんが翼のライブでデビューすることは聞いていたが……まさか、歴代最高クラスのフォニックゲインを引き出すとは……)
横浜湾アリーナ・・・
♪~♪♪~
ワァァァーーーッ!!
「なるほど……事前に調べた情報通りではあるが、ここまでのフォニックゲインを引き出すとは……」
アリサが元気よく歌い会場を湧かせるなか、今は人通りの少ない通路付近にて、フードを目深に被った黒ローブの人物は手元にあるタブレットを見ながらそう言う。
「……首尾はどうだ?」
『“――”様の予想通り、かなりのフォニックゲインが回収できています。先程の風鳴翼とマリア・カデンツァブナ・イヴが引き出したフォニックゲインと合わせて、転移に必要なエネルギーが十分に得られております。』
黒ローブが独り言のようにそう呟くや否や左耳に着けたインカム越しにそう報告する男性の声が聞こえてくる。
「そうか……ヴァネッサとエルザに転移の術式の構成を急がせろ。出来たらミラアルクに合わせて、私が遠隔で術式を起動させる。」
『ハッ!!』
「……貴様のその歌の“力”、我が主の『悲願』のために使わせてもらうぞ……鳴護アリサ……」
インカム越しにそう指示を出した後、黒ローブは楽しげに歌うアリサを見ながらそう言った。
♪~♪♪~
ワァァァーーーッ!!
「流石だな……どの世界でも『鳴護アリサ』の歌は絶大……っていうところか……」
それから時が流れ、歌いきったアリサの歌声に歓声が鳴り止まぬなか、燐は静かにそう呟く。
キィィィ……ッ!!
「ん?……ッ!?」
「「!?」」
そんななか、会場の上空を覆うように数多の魔法陣が展開されていく。
「え?なにこれ……こんな演出、予定にあったけ……?」
ライブの何らかの演出かと思った観客達がその魔法陣を見上げるなか、アリサはそう言いながら首を傾げる。
「まさか……こいつは……っ!?」
一方で観客席から魔法陣を見上げる燐の脳裏にはこの世界での三年前の、『奏』だった頃の『悪夢』の記憶が過る。
シュウウウ……
そうしている間に魔法陣からアルカノイズが召喚され、そのまま重力に従って真下にある観客席に向かって降ってくる。
三年前の『悪夢』が、繰り返されようとしていた。
