異なりし“力”

『そこまで。模擬戦終了。』

「ノゾミ……っ!!」

「ノゾミさん……っ!!」

管制室にいる梨紗博士がそう言うなか、そう言うセッテと雪那を始め、響と未来、切歌と調、マリアとクリスの八人が駆け寄ってくる。

「ノゾミ。大丈夫?」

「うん。大丈夫だよ。セッテ。」

「ノゾミちゃん。左目が見えないんじゃないの?」

「はい。今でも見えてません。」

「でもさっき、死角からの攻撃に反応できてたデスよね?」

「どうして反応できてたの?」

セッテと共に駆け寄った後、そう尋ねる響にそう答えるノゾミに対し、切歌と調は首を傾げながらそう尋ねる。

「翼さんとの訓練のおかげかな……」

「「「「へぇ~。」」」」

「燐もなかなかやるわね。」

「まぁ、俺もこれまでの経験に『天羽奏』としての経験もあるからな……」

「流石は先輩のかつての相方だな……」

対するノゾミからの説明に響と未来、切歌と調の四人が目を輝かせるなか、マリアと燐とクリスの三人はそう話をする。
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