甦る破壊の力

『ささめゆき』内・・・

「皆さん、大丈夫なんでしょうか……」

「大丈夫よ。幹部が相手でもツキトとアキは負けたりしないわ。」

「魔理沙もそう簡単にやられたりしないわよ。」

「フランとルーミアも強いじぇ♪」

不安そうな表情でそう言うセレナに対し、レイラと霊夢、シュガーの三人はそう言う。

「!」ピコン

「?エボルトさん?」

「「「?」」」

そんななか、セレナの近くで大人しくしていたエボルトが耳がピコンと反応するや否や起き上がり、ドアの方を見つめる。

ピョンッ!!

パキィィィンッ!!

「「!?」」

「え!?」

「エボルト!?」

バァンッ!!

次の瞬間、エボルトは椅子の上からジャンプしながら、兎耳と尻尾が付いた五歳くらいの男の子の姿に変わりながら飛び出していく。

「え!?あいつ、人型になれるのか!?」

「エボルトさん!!」

「セレナ!?」

そのことにシュガーが困惑の声を上げるなか、セレナはそう言いながらエボルトの後を追って飛び出していってしまった。
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