幻想の守護者が次元の守護神を連れてきました

「新たな仮面ライダーだと!?」

「行くよ!!ヴィヴィオちゃん!!」

「カオリちゃん……うん!!」

ソングに変身したカオリの姿を見て、オーシャンドーパントがそう困惑の声を上げるなか、カオリはそうヴィヴィオに言い、ヴィヴィオもそう答えながら立ち上がる。

「ふん!!はあああぁぁぁっ!!!」

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!

そんなカオリとヴィヴィオに対し、オーシャンドーパントはそう言いながら、四十弾の水弾を放つ。

「無駄よ。」

「!?」

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!

が、カオリがそう言った瞬間、オーシャンドーパントが放った四十弾の水弾は“見えない壁”に阻まれる。

「なっ!?貴様……一体何をした!?」

「空気中の魔粒子を操作して、ちょっとした“見えない壁”を作っただけよ。」

自らの攻撃が防がれたことに困惑の声を上げながらそう尋ねるオーシャンドーパントに対し、カオリはそう答える。

「!?」

ドカァァァンッ!!

が、次の瞬間、カオリは先程までのヴィヴィオと同じように、見えない敵からの攻撃を受け、吹き飛ばされる。

「くっ……」

「気をつけて!!カオリちゃん!!この場にはもう一人、見えない敵がいる!!」

「だったら……」

そう言うヴィヴィオの言葉を聞いた後、カオリはそう言いながら、腰のディスクケースから一枚のディスクを取り出し、バックルのディスクと入れ替えてセット。ロードする。

『(You count the medals 1,2 and 3)』

『(Life goes on Anything goes Coming up 000)』

すると次の瞬間、ソングベルトから仮面ライダーオーズのオープニング曲が流れ始める。

仮面ライダーソングはアニメの曲を流すことでそのアニメの主人公の“力”を使うことができる。

カオリはオーズのタカヘッドの“力”を使って、見えない敵の“正体”を探り始める。

(……見つけた……!!)

カオリはそう思うや否や、ソングの武器であるマイクを取り出し、弓矢にモードチェンジさせて、矢を放つ。

タァァァンッ!!

「グオオオォォォーーーッ!?」

「「!?」」

「カメレオンゾディアーツか……」

カオリが放った矢は次の瞬間、先程まで姿を消していたカメレオンのような怪人、カメレオンゾディアーツに命中し、カメレオンゾディアーツはダメージを受けながら姿を現す。

「くっ……貴様ァァァッ!!」

「ヴィヴィオちゃん!!カメレオンゾディアーツは私に任せて、ヴィヴィオちゃんはオーシャンドーパントを!!」

「わかった!!」

矢を食らったカメレオンゾディアーツが激昂しながらそう言うなか、カオリとヴィヴィオはそう話をする。

こうしてカオリVSカメレオンゾディアーツ、ヴィヴィオVSオーシャンドーパントの戦いが始まった。
29/60ページ
スキ