「凄い……」

「カッコいい！！」

「さて、そろそろ決めるか。万丈。」

「おう！！」

未来と響がそう言うなか、そう言いながらドライバーのレバーに手をかける戦兎に対し、龍我はそう言いながらロックフルボトルを取り出す。

「くっ……まさか、ビルドとクローズもいるなんて……ディリンクの件も含めて、ヴァルゴ様に報告しないと……！！」

ズオオオォォォーーーッ！！

そんな二人に対し、アイススマッシュはそう言いながらノイズを差し向ける。

「なんだ！？こいつら！！」

「何時かのバグスターって奴に似ているけど、違う……！？」

「俺が逃げるまでの時間を稼げ！ノイズ共！！」

初めて見るノイズに龍我と戦兎が困惑するなか、アイススマッシュはそう言いながら逃げようとする。

「クリス！！」

「あぁ！ノイズの相手はシンフォギア装者（あたしら）だ！！」

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァンッ！！

が、次の瞬間、マリアから指示を受けたクリスが四門のガトリンク砲に変化させたアームドギアで援護射撃を放ち、ノイズ達を撃ち抜く。

『Billion Maiden』

「はあああぁぁぁーーーっ！！」

「デェェェスッ！！」

「「！？」」

ズババババババババババババババババババババババババババババババァンッ！！

その直後、残りのノイズを調が四本に増やしたヘッドギアの伸縮アームの先にある巨大丸ノコで斬り裂き、切歌も独楽（コマ）のように回転しながら大鎌でノイズを斬り裂く。

『裏γ（ガンマ）式・滅多卍切（めったぎり）』

『災輪（さいりん）・TぃN禍ぁBェル（ティンカーベル）』

「何だあれ！？」

「女の子が生身？で戦ってる…？」

目の前でノイズを倒していく切歌と調を見て、そう困惑の声を上げる龍我と戦兎に対し、背後から別のノイズが襲いかかってくる。

ズババァァァンッ！！

「どなたか存じませんが、ボサッとしないで下さい！！」

「あんたらはあの怪人を！！」

が、雪那とハルカがそう言いながら、トリアイナやジゴクレーベンで斬り倒す。

見ると、アイススマッシュは逃げようと走り出している。

「あ、あぁ……！」

「誰だか知らねぇが、サンキュー！！」ｶｼｬｶｼｬｯ!ｶﾁｯ!!

『Special tune!!』

『ロック！！』

『ヒッパレー！ヒッパレー！』

対する戦兎はそう言いながらレバーを回し、龍我はそう言いながらロックフルボトルをビートクローザーのボトルスロットにセットし、グリップエンドを二回引っ張る。

『ミリオンスラッシュ！！』

「おらあああぁぁぁっ！！」

ジャラララララララッ！！

「なっ！？」

龍我がそう言いながらビートクローザーを振るった瞬間、剣先から蒼い鎖が飛び出し、アイススマッシュを拘束する。

「！？今度は剣から鎖が出てきて拘束した……」

「今だ！戦兎！！」

「勝利の法則は……」

『Ready』

「決まった！！」

『Go!!』

『ボルテックフィニッシュ！！』

「はぁっ！！」

ボオオオォォォッ！！

「！？」

ドカァァァンッ！！

龍我のビートクローザーから出現した鎖を見ながらヴェルザがそう言うなか、戦兎はそう言いながら自身の身体を特殊な炎に変化させ、アイススマッシュに突撃する。

「ぐおぉぉ……『Ｘショッカー』……ばんざーいっ！！」

ドッカァァァンッ！！

フェニックスロボフォームの必殺技（ボルテックフィニッシュ）を食らったアイススマッシュは次の瞬間、そう言いながら爆散し、消滅する。

「！？Ｘショッカー！？」

「どういうことだ？Ｘショッカーはとっくに壊滅した筈だぞ！！」

が、その直前にアイススマッシュが口にした『Ｘショッカー』という単語に戦兎と龍我はそう困惑の声を上げる。

「あの……」

「「ん？」」

そんななか、後ろから声をかけられ振り向くと、ストライクG4-Xとクローズチャージに変身したままのティアナとスバルを先頭にしたマリア達１１人が二人に歩み寄ってきていた。