凶鳥 再び

街中・・・

「ッ………」

「大丈夫か?雪那……」

ナカムラ家、特殊訓練場からシンフォギアを展開したまま、街中に出現したノイズや怪人の掃討に出た雪那に対し、同じように変身したまま共に出たハルカはそう尋ねる。

「大、丈夫です………心配事がありますけど………」

「……ノゾミのことか?」

「はい。ですが、今は街を襲っているノイズや怪人達をどうにかしないと………」

「………」

「雪那!ハルカ!」

「「!?マリアさん!!」」

そんななか、二人は響やティアナ達を引き連れたマリアと合流する。

「?マリア。雪那さんと一緒にいるのは誰デスか?」

「あれも仮面ライダーってやつかな……?」

合流を果たした後、切歌と調は首を傾げながらそう尋ねる。

「あぁ、そういえば昨日、あまり話してなかったな……俺はハルカ・エミヤ。雪那と同じ『第九世界』の出身で幼なじみ。で、こいつは仮面ライダーハルカ。最近、使えるようになった“力”だ。」

そんな二人を初めとした装者組に対し、ハルカは改めてそう自己紹介する。

「ハルカさんが変身する……」

「仮面ライダーハルカ……」

「まんまじゃねぇか!しかも顔面に文字でデカデカと『ハルカ』ってあるし!!自己主張激しすぎるだろ!!!」

「俺に言われても困るんだが………」

「雪那ちゃんのトリアイナってなんか翼さんの天羽々斬とマリアさんのアガートラームを足したみたいな色合いだね、未来。」

「うん。頭のヘッドギアは太陽みたいで綺麗……」

「ありがとうございます。ですが、今は街を襲っている敵を倒さないと……」

仮面ライダーハルカについて、そうツッコミを入れるクリスにハルカがそう言うなか、自身のシンフォギアについて、そう言う響と未来に対し、雪那は冷静にそう言う。

「かかれぇっ!ノイズ共!!」

ズオオオォォォーーーッ!!

そんななか、『Xショッカー』からの刺客であるアイススマッシュがそう言いながらノイズ達を差し向けてくる。

「ッ……ハルカ!一先ず私達で皆さんの時間を!!」

「あぁ!!」

『ジコクレーベン!!』

『キリスギィッ!!』

雪那とハルカはそう言いながら、スバルや響達の変身やギアを纏うための時間を稼ぐべくノイズ達と戦闘を始める。

「私達もいくわよ!!」

「「はい!!」」

「あぁ!!」

「うん!!」

「了解デス!!」

Seilienセイレーン coffinコフィン airget-lamhアガートラム tronトローン

Balwisyallバルウィシャル neccellネスケル gungnirガングニール tronトローン

Reiレイ shenシェン shouショウ jingジン reiレイ zizzlズィー

Killterキリター ichaivalイチイヴァル tronトローン

Variousヴァリアス shulシュル shaganaシャガナ tronトローン

Zeiosゼイオス igalimaイガリマ raizenライゼン tronトローン

パキィィィンッ×6!!

「あたし達もいくよ!ティア!!」

『スクラッシュドライバー!!』

『ドラゴンゼリー!!』

「えぇ!!」

「「変身!!」」

『潰れる!流れる!溢れ出る!!』

『ドラゴンインクローズチャージ!!』

『ブゥルアァッ!!』

『ライダーモード、セットアップ!!』

パキィィィンッ×2!!

「ホーリートライデント。」

『了解。マスター。ナタクフォーム。』

パキィィィンッ!!

マリア達六人の装者がシンフォギアを展開し、スバルとティアナがクローズチャージとストライクG4-Xに変身するなか、ヴェルザはナタクフォームのホーリートライデントを装着する。

「いくわよ!!」

その後、マリア達九人はそう言いながら、アイススマッシュ率いるノイズ軍団に向かっていった。
1/6ページ
スキ