神の毒

ドンッ!!

「うわっ!?ノゾミちゃん!?」

叫ぶや否やノゾミはアカリの制止を振り切りながら駆け出し、

Hoplightホプリグト ikutachiイクタチ tronトローン

パキィィィンッ!!

シンフォギア 生太刀いくたちを展開し、身に纏う。

「!?ノゾミ!?」

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!

そんなノゾミの行動にセッテがそう声を上げるなか、眼前のノイズ達が槍状に変化してノゾミに襲いかかってくる。

「アアアアアアアアアッ!!!」

ズババアアアァァァンッ!!

が、ノゾミは『一閃緋那汰』を二閃、クロスさせて放ち、襲いかかってきたノイズ達を一掃する。

一閃いっせん緋那汰ひなた閃二刃せんじじん

「ノゾミ………ッ!?」

『!?』

が、その直後、奥から新手のノイズが迫ってくる。

「まだ新手が……!!」

セッテはそう言いながらミョルニルを構え直す。

「……どれほどの……」ヒュオオオ…バチッ!…バチッ!

「ノゾミ?」

「どれほどの痛みを、苦しみを!貴様達は、罪なき人々に与え続けたァァァァアッ!!?」

ビュオオオォォォーーーッ!!

バチチチチチチチチチィィィンッ!!

『!?』

次の瞬間、そう叫ぶノゾミの周りをNSによって生まれた、何時もの白銀ではないどす黒い風と雷が吹き荒れる。

その時のノゾミの右目はすみれ色に、髪も右側の一房ひとふさだけブロンドに変化していた。
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