神の毒

月音side・・・

「嫌あああぁぁぁーーーっ!!」

「!?今の悲鳴はダンテライ?まさか、向こうもこいつらに襲われてるのか!?」

ズドォォォンッ!!

遠くから聞こえてきたヴィオラの声に反応しながらそう言う月音に対し、一体のノイズが槍状に変化して特攻してくる。

「ッ……なら、助けに向かわないと………っ!!」

その特攻をかわしながら、月音はライドブッカーから抜き出した一枚のライドカードをドライバーに挿入し、スライドする。

『アタックライド スラッシュ』

ブゥゥゥンッ!!

「はあああぁぁぁーーーっ!!」

ズババババババババババババババババババババァァァンッ!!

次の瞬間、月音は振動して切れ味が増したライドブッカー・ソードモードで周りのノイズ達を斬り捨てる。

バラァァ……

斬り捨てられたノイズ達は炭化し、その場に崩れ落ちる。

「?黒い炭?……いや、今はダンテライの元に向かわないと………」

一先ず周囲のノイズを一掃した後、月音はそう言いながら、ヴィオラの悲鳴が聞こえてきた方へと駆け出した。
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