杯の少女

「「吸血鬼!?」」

「「千年以上生きた妖怪!?」」

「マジか!?」

「!!?」パチクリ

「えぇ、私とスバルも初めて紹介された時は同じ反応をしたわ。」

「あははは……改めて、吸血鬼のフランドール・スカーレットです。名前が長いのでフランとお呼び下さい。」

「皆のアイドル、シュガーちゃんだよ♪」

「私はルーミア。さっき、紹介されたけど、千年以上生きた妖怪で今は『妖怪の国』の担当として『機動六課』に所属している……シュガー共々よろしく。」

「私は博麗霊夢。よろしく。」

「霊夢の相棒兼保護者で『普通の魔法使い』の霧雨魔理沙だ。」

フラン達の紹介を聞いてそう困惑の声を上げる響達に対し、ティアナがそう言うなか、五人は改めてそう自己紹介する。

「こちらこそ!あたしは立花響!ガングニール装者で十六歳です!好きなものはごはん&ごはん!!」

「ごはんばっかじゃねぇか。」

「彼女とは気が合いそう……」

「私は小日向未来。神獣鏡シェンショウジン装者で響の幼馴染み。同じく十六歳です。」

「あたしは暁切歌!イガリマ装者で十五歳デス♪」

「月読調……シュルシャガナ装者で切ちゃんと同じ十五歳です。」

「あたしは雪音クリス。イチイバル装者で十七歳。よろしく。」

「マリア姉さんの妹のセレナと言います。よろしくお願いします。」

その後の響の自己紹介に魔理沙と霊夢がそう言うなか、後の五人もそう自己紹介をする。

「?雪音クリス……何処かで聞いたことあるような………?」

「へぇ~、おまえ……マリアの妹なんだ。」

「どうりで似てると思った………」

クリスの名前にフランがそう言いながら首を傾げるなか、シュガーとルーミアはセレナに対して、そう言う。

グゥゥ~……

『………』

「「………」」

そんななか、霊夢とシュガーのお腹の音が鳴り、なんとも言えない空気になる。

「「……てへっ☆」」

「霊夢………」

「シュガー………」

「(クスッ)私達もこれからお昼なんだけど、良かったら一緒にどうかしら?」

お茶目に舌を出しながら誤魔化そうとする二人に魔理沙とルーミアが何とも言えない表情でそう言うなか、マリアは微笑みながらそう言って誘う。

「良いんですか?」

「えぇ。皆も良いわよね?」

「「「はい!!」」」

「OKデス♪」

「皆で一緒にご飯にしましょう♪」

「マリアと切ちゃん、セレナが良いなら私も良いよ。」

「皆で食べるのは美味しい………」

「まぁ、今更五人増えても関係ないわよね。」

「だな。」

「では、お言葉に甘えて……」

そうしてフラン達も共に昼食を食べることになった。
36/55ページ
スキ