「！へぇ……このチョコマシュマロ、中に入っているマシュマロの食感が面白いわね。」

「林檎バニラは旬の林檎の程よい酸味とバニラの風味がイケるな……」

「チョコミントはチョコの味の他になんか……スゥーッとした感じがします……」

マリアとクリスがアイスの味について、そう感想を言うなか、セレナは一段目のチョコミントの味について、目を丸くしながらそう言う。

「まぁ、ミントの味ってそんなもんだからな……っていうか口周りがチョコやバニラで汚れてるぞ。」

「「「………」」」

「なんだ？」

「……フフッ、クリスさんも口周りが汚れてますよ。」

何気なく指摘してきたクリスに対し、セレナは軽く笑いながらそう指摘する。

確かにクリスの言う通り、セレナの口周りはチョコやバニラで汚れていたが、クリスの口周りも負けず劣らずのレベルで汚れていた。

「なっ！？」ｶｧｧｧ

「あはは♪あたしもよくやっちゃって、ティアに怒られるんだよねぇ～。」

セレナに指摘されたクリスが思わず顔を赤らめるなか、スバルは笑顔でそう言う。

そう言うスバルの口周りも二人程ではないが、汚れている。

「ほら。拭いてあげるからこっちに向きなさい。」

「はぁーい。」

「ッ………」

マリアがそう言いながらセレナの口周りをナプキンで拭くなか、クリスは袖で拭こうとする。

「あぁ！ダメだよ！クリスさん！！女の子なんだから！！」

「！？」

「ほら！動かないで！！」

が、スバルがそう言いながら、ナプキンでクリスの口周りを拭いていく。

「クリスもそういうところ、相変わらずね。」

「ほいっ、綺麗になった！！」

「ッ～～！！あ、ありがとう……」

そんな様子を見てマリアが微笑みながらそう言うなか、口周りを拭いてくれたスバルに対し、クリスは顔を赤らめながらそうお礼を言う。

「けど！あいつらには内緒だからな！！」

「「フフ……」」

「わかってるわよ。」

が、その直後に顔を真っ赤にしながらそう口止めを要求する姿にスバルとセレナが笑みを浮かべ、マリアも笑顔でそう言うなか、

「あ！クリスちゃん！マリアさん！セレナちゃん！スバルちゃん！！」

そう言う響を始め、未来、切歌、調、ティアナ、ヴェルザの六人が店から出てきて無事に合流した。