杯の少女

「さて、それじゃあ星宮さんの席は……」

「はいはぁーいwwwwwヴィヴィオせんせぇーwwwwwここが空いてまぁーすwwwww」

「じゃあ星宮さん、星宮さんの席は柾君の隣で。」

「わかりました。」

(なんか草が多い奴だな……後で除草剤を振り撒くか……)

月音はそう思いながら零次の隣の席に着く。

「よろしくなwwwww合法ロ…リ……」

「……………」

いつもの調子で弄くろうとする零次。

が、無表情且つピンポイントで放ってくる月音の殺気に押し黙る。

「……………」

(こ、こぇ~~~っ!!)

その後、無言で席に着く月音に対し、零次は冷や汗を流しながらそう思った。
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