食堂・・・

「………」

「(ﾋｿﾋｿ)お、おい……」

「(ﾋｿﾋｿ)うん。なんていうか……」

「(ﾋｿﾋｿ)セッテちゃんから憤怒のオーラが……」

「(ﾋｿﾋｿ)怖い……」

「(ﾋｿﾋｿ)デス……」

明らかに憤怒のオーラを出しながら、ノゾミと一緒に朝食を食べるセッテを見てクリス、響、未来、調、切歌の五人が冷や汗を流しながらそう言うなか、

バァンッ！！

「「「「「！？」」」」」

「お、おはよう……」

リサに言われて参観会のことを思い出した彩夏が冷や汗を流しながら、引きつった表情でそう言いながら駆け込んでくる。

「ごちそうさま。」

「ごちそうさま。」

「せ、セッテ？」

「………」

冷や汗を流す義母（彩夏）を他所に朝食を食べ終えたセッテはささっと仕度を済ませ、ノゾミと一緒に玄関に向かう。





玄関・・・

「………」

「な、なぁ？セッテ、参観会にはちゃんと行くから。な？なっ？」

見送りのために着いてきた彩夏は冷や汗を流しながらそうセッテに言う。

「………」

「せ、セッテ？」

「………忘れてたくせに。」

バタン・・・

セッテは振り返ることなくそう言いながらノゾミと共に出ていった。

「………」





デバイスルーム・・・

Prrr・・・Prrr・・・

「ん？彩ちゃんから……」

ピッ！！

「もしもし？彩ちゃん、どうかし」

『うわあああああっ！どうしよリサっちぃぃぃぃぃっ！！セッテ、凄い怒ってたぁぁぁぁぁぁぁっ！！！』

次の瞬間、彩夏は通信機越しにそうリサに泣き付いた。