戦姫達との邂逅

「あぁ、そやったね。『Xマジンラー』っていうのは」

「はやて。先ずは彼女達に自己紹介してもらった方が良いんじゃないかしら。」

「あ。それもそうやね。お母さん。」

「「「「「お母さん!?」」」」」

佳奈多のことを『お母さん』と呼んだはやての言葉に響達五人は思わず佳奈多を見ながらそう困惑の声を上げる。

(((((え!?お母さん!?お姉さんじゃなくて!!?)))))

「あぁ、そんな反応をするのも当然ね……はじめまして。異世界から来た装者の方々。私は『時空管理局』、相談役兼『特務GUTS』部隊長、八神佳奈多。ここにいるはやてとは養子縁組をした『母親』よ。」

「私は八神はやて。この『機動六課』の部隊長、やらしてもらってます。よろしくな。」

そんな響達五人に対し、佳奈多とはやては冷静にそう自己紹介した。

「「「「「は、はい!よろしくお願いします!!」」」」」

「あはは・・・元気があるのはええことやよ。」

「では改めて、あなた達の自己紹介をしてもらっても良いかしら。」

「じゃあ、私から……ガングニール装者の立花響、十六歳です!好きな食べ物はご飯とご飯!!彼氏いない歴=年齢!!」

「ご飯ばっかじゃねぇか。」

「うわぁ……そこまでぶっちゃけるんだ……」

「小日向未来、十六歳です。神獣鏡シェンショウジン装者で響の幼なじみです。よろしくお願いします。」

「暁切歌デス!イガリマ装者で十五歳デス!!よろしくデス!!」

「月読調。シュルシャガナ装者で同じく十五歳。切ちゃん共々、よろしくお願いします。」

「雪音クリス、十七歳。イチイバル装者で今はこの四人の取り纏め役を任せてもらってます。よろしくお願いします。」

佳奈多に促される形でした響の自己紹介に和也とスバルがそう言うなか、他の四人も自己紹介をする。

「はい。五人ともよろしくな。」

「セレナ。あなたも一応自己紹介しておきましょうか。」

「は、はい……セレナ・カデンツァブナ・イヴです。マリア姉さんの妹です。」

「うん。セレナちゃんもよろしくな。」

「それじゃあ、あなたが元いた世界で何があったのか、聞かせてもらえるかしら?」

「・・・はい・・・」

そうしてセレナは元いた世界でFISを襲った惨劇について、話し始めた・・・
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