戦姫達との邂逅
「一度、訓練を引き上げなさい。汗を流して、湯に浸かってリフレッシュしましょう。打ち込み過ぎは身体にも、心にも毒よ。」
「いえ。私はまだ大丈夫です。」
そんななか、休憩と入浴を促すマリアに対し、ノゾミはそう言いながら続行しようとする。
「まったく、この子は……」
「どうする？フェイト。」
「そうだね……！」
その瞬間、フェイトに妙案が浮かぶ。
「来て……友奈……」
パァァァ・・・
フェイトがそう呟いた瞬間、胸元から桜色の光が現れる。
パキィィィンッ！！
「呼ばれて飛び出てジャジャジャーンッ！！山桜の勇者、高嶋友奈！参上！！」
次の瞬間、光は友奈となり、二人の近くに下り立つ。
「！？確か、翼が言っていた『勇者』としてのフェイトの仲間の……」
「友奈、あのねーーー」
呼び出された友奈を見て、マリアがそう言うなか、フェイトは友奈に耳打ちしてあることを頼み込む。
「うんうん……任せて！！」
「！？」
「ホァァァ～～～ッ！！」
トトトトトトトトトトッ！！
対する友奈はそう言いながらノゾミの背後を取り、背中のツボを押す。
「くっ……」ｶﾞｸｯ!!
パァァァ・・・
「っと……」ｶﾞｼｯ!!
ツボを押された瞬間、ノゾミは気を失いながら、シンフォギアが強制解除されながら倒れ、友奈は咄嗟に受け止める。
「お見事。」
「ありがとう。友奈。」
「おかげで助かった。」
「う～ん……押したのは気絶するようなツボじゃないんだけどなぁ……」
マリア、フェイト、翼の三人がそう言うなか、友奈はそう言いながら、眠るノゾミをお姫様抱っこしながら二人に歩み寄る。
「どうしよう？英華ちゃん。」
「そうだね。とりあえずそのままお風呂に運んでいって、目を覚ます様子がなかったら身体を洗ってあげて、湯船で溺れないように支えてあげて。」
「わかったよ！お風呂楽しみぃ～！！」
友奈はそう言いながらウキウキとした様子でノゾミを抱き上げたままお風呂場まで向かっていく。
「あはは・・・」
「フェイト。あの子について、もう少し教えてもらっても良いかしら？」
「あ。うん。あの子はーーー」
そんな友奈に苦笑いした後、フェイトはそう言いながら、マリアに説明しながら後を追う。
(……ノゾミのあの姿……)
そんななか、フェイトの中で翼は先程までの鬼気迫る雰囲気だったノゾミの姿を思い起こす。
(……まるで……奏を亡くした頃の私と同じだった……)
「翼？どうかした？」
「？何かあったかしら？」
「いや……なんでもない……」
「「？」」
廊下・・・
「ん？」
「ノゾミィ～……」ｸﾗｸﾗ
「おや？フェイトさんとマリアさん。それと……ノゾミさん？」
「………」
その後、気絶したノゾミを連れ、お風呂場に向かう途中、三人は寝巻き姿の雪那に支えられながら歩く、見るからにのぼせたセッテと遭遇する。
「セッテェェェッ！？」
「ちょっ、何があったの！？」
「ご安心ください。湯船でノゾミさんを待ち過ぎたせいでのぼせただけです。それより……ノゾミさんこそ、何があったんですか？」
セッテを見て慌てふためくフェイトとマリアに対し、雪那は冷静にそう説明しながら、友奈に姫抱きされながら気絶しているノゾミについて、そう尋ねる。
心なしか友奈に疑惑の目を向けながら。
「ふぇ？」
「あ。誤解しないでね。雪那。この子は私の『勇者』としての仲間の高嶋友奈。訓練に打ち込みすぎて休憩を取ろうとしないノゾミをお風呂に連れていくためにちょっとツボを押してもらったの。」
「そしたら、余程気を張っていたのか、気絶しちゃったんだけどね。」
「なるほど……失礼しました。輝原雪那と言います。一応『機動六課』の特別部隊の『SONG』の所属でフェイトさんとマリアさんにはお世話になっております。」
「高嶋友奈です！よろしくね！！雪那ちゃん！！」
「はい。では、私はセッテさんを寝室まで運ばねばならないのでこれで。」
「ノゾミィ～……」ｸﾗｸﾗ
「えぇ。お願いね。雪那。」
そうして雪那はセッテを連れて寝室へと向かっていく。
「どうかしら？………あなた達からして二人は。」
「ノゾミ程、自分を追い詰めてはいないみたいだけど………」
「思い詰めてはいるんだろうな………」
「えぇ、あれだけ一緒にいたのに………ノゾミだけ、二人から距離を取っているわ。」
そんな二人を見送った後、マリア、フェイト、翼の三人はそう話した。
「いえ。私はまだ大丈夫です。」
そんななか、休憩と入浴を促すマリアに対し、ノゾミはそう言いながら続行しようとする。
「まったく、この子は……」
「どうする？フェイト。」
「そうだね……！」
その瞬間、フェイトに妙案が浮かぶ。
「来て……友奈……」
パァァァ・・・
フェイトがそう呟いた瞬間、胸元から桜色の光が現れる。
パキィィィンッ！！
「呼ばれて飛び出てジャジャジャーンッ！！山桜の勇者、高嶋友奈！参上！！」
次の瞬間、光は友奈となり、二人の近くに下り立つ。
「！？確か、翼が言っていた『勇者』としてのフェイトの仲間の……」
「友奈、あのねーーー」
呼び出された友奈を見て、マリアがそう言うなか、フェイトは友奈に耳打ちしてあることを頼み込む。
「うんうん……任せて！！」
「！？」
「ホァァァ～～～ッ！！」
トトトトトトトトトトッ！！
対する友奈はそう言いながらノゾミの背後を取り、背中のツボを押す。
「くっ……」ｶﾞｸｯ!!
パァァァ・・・
「っと……」ｶﾞｼｯ!!
ツボを押された瞬間、ノゾミは気を失いながら、シンフォギアが強制解除されながら倒れ、友奈は咄嗟に受け止める。
「お見事。」
「ありがとう。友奈。」
「おかげで助かった。」
「う～ん……押したのは気絶するようなツボじゃないんだけどなぁ……」
マリア、フェイト、翼の三人がそう言うなか、友奈はそう言いながら、眠るノゾミをお姫様抱っこしながら二人に歩み寄る。
「どうしよう？英華ちゃん。」
「そうだね。とりあえずそのままお風呂に運んでいって、目を覚ます様子がなかったら身体を洗ってあげて、湯船で溺れないように支えてあげて。」
「わかったよ！お風呂楽しみぃ～！！」
友奈はそう言いながらウキウキとした様子でノゾミを抱き上げたままお風呂場まで向かっていく。
「あはは・・・」
「フェイト。あの子について、もう少し教えてもらっても良いかしら？」
「あ。うん。あの子はーーー」
そんな友奈に苦笑いした後、フェイトはそう言いながら、マリアに説明しながら後を追う。
(……ノゾミのあの姿……)
そんななか、フェイトの中で翼は先程までの鬼気迫る雰囲気だったノゾミの姿を思い起こす。
(……まるで……奏を亡くした頃の私と同じだった……)
「翼？どうかした？」
「？何かあったかしら？」
「いや……なんでもない……」
「「？」」
廊下・・・
「ん？」
「ノゾミィ～……」ｸﾗｸﾗ
「おや？フェイトさんとマリアさん。それと……ノゾミさん？」
「………」
その後、気絶したノゾミを連れ、お風呂場に向かう途中、三人は寝巻き姿の雪那に支えられながら歩く、見るからにのぼせたセッテと遭遇する。
「セッテェェェッ！？」
「ちょっ、何があったの！？」
「ご安心ください。湯船でノゾミさんを待ち過ぎたせいでのぼせただけです。それより……ノゾミさんこそ、何があったんですか？」
セッテを見て慌てふためくフェイトとマリアに対し、雪那は冷静にそう説明しながら、友奈に姫抱きされながら気絶しているノゾミについて、そう尋ねる。
心なしか友奈に疑惑の目を向けながら。
「ふぇ？」
「あ。誤解しないでね。雪那。この子は私の『勇者』としての仲間の高嶋友奈。訓練に打ち込みすぎて休憩を取ろうとしないノゾミをお風呂に連れていくためにちょっとツボを押してもらったの。」
「そしたら、余程気を張っていたのか、気絶しちゃったんだけどね。」
「なるほど……失礼しました。輝原雪那と言います。一応『機動六課』の特別部隊の『SONG』の所属でフェイトさんとマリアさんにはお世話になっております。」
「高嶋友奈です！よろしくね！！雪那ちゃん！！」
「はい。では、私はセッテさんを寝室まで運ばねばならないのでこれで。」
「ノゾミィ～……」ｸﾗｸﾗ
「えぇ。お願いね。雪那。」
そうして雪那はセッテを連れて寝室へと向かっていく。
「どうかしら？………あなた達からして二人は。」
「ノゾミ程、自分を追い詰めてはいないみたいだけど………」
「思い詰めてはいるんだろうな………」
「えぇ、あれだけ一緒にいたのに………ノゾミだけ、二人から距離を取っているわ。」
そんな二人を見送った後、マリア、フェイト、翼の三人はそう話した。
