ゼノサイライナー内・・・

「ごくろうさん、デスガン……例のブツは？」

「予定通り、回収、している。」

彩翔の運転するゼノサイライナー内にて、座席に座りながらそう言うソロモンに対し、デスガンはそう言いながら回収したアルゲンゼツメライズキーを手渡す。

「くはっ！流石は幹部に態々生き返らせてもらった上でスカウトされただけあるな。」

「・・・これで、今回、おまえ、が、始める、『ゲーム』に、俺も、参加、できるん、だな？」

「勿論。知っての通り、俺ら悪魔は『契約』は必ず守る……俺考案で始める今回の『ゲーム』、プレイヤーとして大いに楽しんでくれ。」

「その、つもり、だ。」

アルゲンゼツメライズキーを受け取った後、陽気な声でそう言うソロモンに対し、デスガンはそう言いながら車内で設けられた自室に向かう。

「まぁ、この『ゲーム』は『育成』の要素も入ってるからこいつにはもう少し、育ってもらう必要があるんだが……それと『第二ステージ』じゃこいつを扱える『ゲストプレイヤー』を探さねぇとなぁ……くくく……」

アルゲンゼツメライズキーを一瞥しながらそう言った後、ソロモンは取り出した、ミライドライバーと黒い勾玉のようなアイテムを見上げながらそう言った。