戦姫達との邂逅

スバル・ヴェルザ・響・未来・クリス・切歌・調VSヴァルゴゾディアーツ・バケガニ・・・

「キシャアアアァァァッ!!」

クローズチャージに変身したスバルがヴァルゴゾディアーツと戦っているなか、ヴァルゴゾディアーツに召喚されたバケガニはヴェルザや響達に襲いかかってくる。

「「「「「「ッ!!」」」」」」

襲いかかってくるバケガニの鋏を響、未来、クリスの三人は右に、セレナを抱えるヴェルザ、切歌、調の三人は左に飛ぶことで回避する。

「しゃらくせえぇぇっ!!」

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!

回避した直後、クリスはそう言いながら両手のガトリングから銃弾を食らわせる。

「キシャアアアァァァッ!!」

が、バケガニのトゲだらけの甲羅はクリスの銃弾を全て弾く。

「なっ!?」

「効いてない!?」

「キシャアアアァァァッ!!」

攻撃が弾かれたことにクリスと響が困惑の声を上げるなか、バケガニは左の二本の鋏で攻撃を仕掛けてくる。

「ッ!!させない!!」

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!

が、調がそう言いながら『α式・百輪廻』を放って牽制し、その隙に七人はバケガニから距離を取る。

「デェェェスッ!!」

その後、切歌は二本を合わせ、高枝切り鋏のような形状にした鎌で正面から挟むように斬りかかる。

双斬そうざん死nデRぇラシンデレラ

「キシャアアアァァァッ!!」

ガキィィィンッ!!

切歌の『双斬・死nデRぇラ』をバケガニは右手の一本の鋏を閉じて受け止める。

ピキッ!!

が、その瞬間、受け止めた鋏にヒビが入る。

「!効いてるデス!!」

「キシャアアアァァァッ!!」

「うわっ!?」

鋏に罅を入れられた後、バケガニはすぐさま切歌を振り払う。

「切ちゃん!!」

「このおおおぉぉぉーーーっ!!」

バカァァァンッ!!

「キシャアアアァァァッ!?」

その直後、響がそう言いながら鋏の罅に拳を叩き込む。

鋏は粉砕され、中から体液が煙を上げながら噴き出す。

「うわっ!?」

「響!!」

響はすぐさまバケガニから距離を取る。

「痛っ!?」

が、鋏を粉砕する際、僅かに体液に触れていた拳が焼けただれている。

「響!!」

「くっ……」

「あのカニの体液、まさか、酸か!?」

「黄色の人!早くこちらへ!治療します!!」

バケガニの体液について、クリスがそう言うなか、ヴェルザはそう響に言う。

「は、はい!!」

対する響はすぐさまヴェルザの側に駆け寄る。

「じっとしててください。」

パァァァ・・・

ヴェルザはそう言いながら左掌から緑の光、『治』の能力を放出し、治療を始める。

「調!!」

「切ちゃん!!」

「あのカニはどうやらあたし達の攻撃が有効みたいデス。」

そんななか、切歌がそう言いながら調の隣に並び立つ。

「例え、鋏が四本で甲羅がトゲまみれで体液が酸でも・・・!!」

「二人でなら怖くないデス!!」

「キシャアアアァァァッ!!」

そんななか、バケガニはそう雄叫びを上げながら襲いかかってきた。
21/38ページ
スキ