戦姫達との邂逅

森の中・・・

「うりゃあああぁぁぁっ!!」

ズガガガガガガガガガガガガァンッ!!

「「「「「「「「「「「「グオオオォォォーーーッ!?」」」」」」」」」」」」

イチイバルを纏ったクリスは二丁のガトリングガンから銃弾を放ち、六体のダスタードと六体のグールを撃破する。

スバルの“ウイングロード”を見て異変を察知したフェイト
が飛び立った直後、響達五人のシンフォギア装者も『Xショッカー』の襲撃を受けていた。

「クッソ………何なんだコイツらは!?」

「はぁっ!!」

ドカァァァンッ!!

「ぐわあああぁぁぁっ!?」

六体のダスタードと六体のグールを撃破した後、クリスがそう言うなか、ガングニールを纏った響はマスカレイドドーパントを蹴り飛ばす。

「ふぅ……今まで戦ってきた、どの敵とも違うよ!!」

「全く………ッ!青い道が延びてきた途端に、先輩は何処行ってんだ!?」

「あ!誰かきたデス!!」

「?黒い箱を抱えるセレナを抱っこする女の人と……」

「……ロボット?」

「シンフォギア装者の皆さんですよね!?こちらは、『時空管理局』、『機動六課』のスバル・ナカジマ!この子は現地協力者のヴェルザちゃん!フェイトさんと翼さんの部下だと言えば、わかりますか!?」

そんななか、スバルがそう言いながら、セレナとヴェルザと共に合流してくる。

「っ、先輩が言ってた奴か!あぁ、合ってる!手ぇ貸してくれ!!」

「勿論です!ヴェルザちゃん!!」

「はぁっ!!」

ボオオオォォォーーーッ!!

『グオオオォォォーーーッ!?』

次の瞬間、ヴェルザがそう言いながら右腕のドラゴンハングから火炎放射を牽制攻撃として放つ。

「!?右腕のドラゴンの頭から炎を!?」

「カッコいい!!」

「背中に回って!しっかり掴まっててね…!あ、それからそれを落とさないようにね!!」

ヴェルザの火炎放射を見て未来と響がそう言うなか、スバルはそう言いながらセレナに背中に回ってもらう。

因みに『サマエルの匣』はセレナとスバルの背中の間に挟んでいる。

「ッ・・・」

(そうだ・・・匣だけは・・・マムから託されたこの匣だけは護らないと・・・!!)

「フッ!はぁっ!!」

ドカッ!!ドカッ!!

「グオッ!?」

「ぐわっ!?」

セレナがそう思うなか、スバルは襲いくるグールとマスカレイドドーパントを殴り倒し、

「はぁっ!!」

ドカァァァンッ!!

「グオオオォォォーーーッ!?」

ダスタードを右足で蹴り飛ばす。

「くっ……」

(助けるためとはいえ、やっぱり戦いにくい………!)

「「グオオオォォォーーーッ!!」」

「「!?」」

スバルがそう思っているなか、ダスタードとグールが背後から襲いかかってくる。

ガキキィィィンッ!!

「「「「!?」」」」

「くっ……!!」

が、咄嗟に間に入った、シュルシャガナを纏った調がヘッドギアから出現させた二枚の巨大な回転かいてんノコでダスタードの刀とグールの槍を受け止める。

γ式・卍火車

「デェェェスッ!!」

ズババァァァンッ!!

「「グオオオォォォーーーッ!?」」

その直後、イガリマを纏った切歌が分裂させた、鎌の刃部分をブーメランのように飛ばし、ダスタードとグールを撃破する。

きる呪りeッTおジュリエット

「あなた達は……」

「!?月読さん、暁さん……」

「セレナは……」

「私達が護るデス!!」

ダスタードとグールを撃破した後、調と切歌はそう言いながら『Xショッカー』の戦闘員達に向かっていった。
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