戦姫達との邂逅
「本当にマリアさんの妹だったなんて……」
「フェイトさんが言うには元の世界は違うかもしれないって話だけどね……」
「それってつまり私達にとっての和也さん達が所属している『機動六課』のように平行世界から迷い込んだってこと?」
フェイトとの通信を終えた後、そう言うティアナに対し、スバルはセレナを見ながら、首を傾げながらそう言う。
「そういうことになるわね。ただ……」
「その子が持っている箱……ですよね。」
「「ヴェルザ(ちゃん)……」」
「ホーリートライデントが教えてくれました……その箱からとてつもないエネルギーを感じるって……」
現地協力者として二人に同行していたヴェルザはセレナが眠りながらも抱える『サマエルの匣』を見ながらそう言う。
「えぇ。私もクロスミラージュも感じているわ。近くのスバルはもっと感じているんじゃない?」
「うん。私もマッハキャリバーも感じてるよ。それに……」
スバルはそう言いながら『サマエルの匣』を見つめる。
(なんだろう?……リンカーコアとは違う、私の中の『何か』がこの箱に反応している……?)
「?スバル?」
「どうかしましたか?」
「ふぇっ!?な、なんでもない!!」
「うっ……ん……」
首を傾げながらそう尋ねるティアナとヴェルザにスバルが慌ててそう答えるなか、セレナが目を覚ます。
「あ。ごめん。起こしちゃった?」
「大丈夫?」
「……ここは……」
「ここは魔法世界、『ウェズペリア』。『アトラン王国』の近くにある『ビャッコの森』よ。」
「君はその箱を大事そうに抱えながら気を失ってたんだよ。」
「ッ……マリア姉さん……マム……!!」
ナスターシャ教授から託された『サマエルの匣』を抱えながら、セレナは震えだす。
(これは……元いた世界で何かあったのは間違いないわね。)
「お姉さんなら大丈夫だよ。ちゃんと会えるから安心して。ね?」
そんなセレナの様子にティアナが冷静にそう推測するなか、スバルは落ち着かせようと背中を擦りながらそう語りかける。
「?マリア姉さんのお知り合いですか?」
「うん。マリアさんは今、私達の仲間の所でお勉強会してるんだ。」
「お勉強会……ですか……」
「うん。あ。自己紹介がまだだったね。私は『時空管理局』、『機動六課』、スターズ分隊隊員で防災士長のスバル・ナカジマ。あなたは?」
「……セレナ……セレナ・カデンツァブナ・イヴです………」
笑顔でそう自己紹介するスバルに対し、セレナは戸惑いながらもそう自己紹介する。
「よろしくね。セレナちゃん。」
「あの。マリア姉さんがいるなら、暁さんと月読さんも一緒にいるんですか?」
「え?え~と………」
「!?ホーリートライデント!!」
『アブソリュートディフェンス、起動。』
パァァァ・・・ッ!!
ズガガガガガガガァンッ!!
そんななか、何処からか放たれた七弾の光弾をヴェルザが咄嗟に展開した、ホーリートライデントの『絶対防御』の結界で防ぐ。
「え?え?」
「大丈夫ですか?」
「うん。ヴェルザちゃんとホーリートライデントのおかげでこの子も含めて三人とも無事だよ。」
「でも、この展開はちょっと予想外ね。」
「グルルル・・・ッ!!」
光弾が放たれた方から多数のマスカレイドドーパントやダスタード、グールが現れ、四人を取り囲んだ。
「フェイトさんが言うには元の世界は違うかもしれないって話だけどね……」
「それってつまり私達にとっての和也さん達が所属している『機動六課』のように平行世界から迷い込んだってこと?」
フェイトとの通信を終えた後、そう言うティアナに対し、スバルはセレナを見ながら、首を傾げながらそう言う。
「そういうことになるわね。ただ……」
「その子が持っている箱……ですよね。」
「「ヴェルザ(ちゃん)……」」
「ホーリートライデントが教えてくれました……その箱からとてつもないエネルギーを感じるって……」
現地協力者として二人に同行していたヴェルザはセレナが眠りながらも抱える『サマエルの匣』を見ながらそう言う。
「えぇ。私もクロスミラージュも感じているわ。近くのスバルはもっと感じているんじゃない?」
「うん。私もマッハキャリバーも感じてるよ。それに……」
スバルはそう言いながら『サマエルの匣』を見つめる。
(なんだろう?……リンカーコアとは違う、私の中の『何か』がこの箱に反応している……?)
「?スバル?」
「どうかしましたか?」
「ふぇっ!?な、なんでもない!!」
「うっ……ん……」
首を傾げながらそう尋ねるティアナとヴェルザにスバルが慌ててそう答えるなか、セレナが目を覚ます。
「あ。ごめん。起こしちゃった?」
「大丈夫?」
「……ここは……」
「ここは魔法世界、『ウェズペリア』。『アトラン王国』の近くにある『ビャッコの森』よ。」
「君はその箱を大事そうに抱えながら気を失ってたんだよ。」
「ッ……マリア姉さん……マム……!!」
ナスターシャ教授から託された『サマエルの匣』を抱えながら、セレナは震えだす。
(これは……元いた世界で何かあったのは間違いないわね。)
「お姉さんなら大丈夫だよ。ちゃんと会えるから安心して。ね?」
そんなセレナの様子にティアナが冷静にそう推測するなか、スバルは落ち着かせようと背中を擦りながらそう語りかける。
「?マリア姉さんのお知り合いですか?」
「うん。マリアさんは今、私達の仲間の所でお勉強会してるんだ。」
「お勉強会……ですか……」
「うん。あ。自己紹介がまだだったね。私は『時空管理局』、『機動六課』、スターズ分隊隊員で防災士長のスバル・ナカジマ。あなたは?」
「……セレナ……セレナ・カデンツァブナ・イヴです………」
笑顔でそう自己紹介するスバルに対し、セレナは戸惑いながらもそう自己紹介する。
「よろしくね。セレナちゃん。」
「あの。マリア姉さんがいるなら、暁さんと月読さんも一緒にいるんですか?」
「え?え~と………」
「!?ホーリートライデント!!」
『アブソリュートディフェンス、起動。』
パァァァ・・・ッ!!
ズガガガガガガガァンッ!!
そんななか、何処からか放たれた七弾の光弾をヴェルザが咄嗟に展開した、ホーリートライデントの『絶対防御』の結界で防ぐ。
「え?え?」
「大丈夫ですか?」
「うん。ヴェルザちゃんとホーリートライデントのおかげでこの子も含めて三人とも無事だよ。」
「でも、この展開はちょっと予想外ね。」
「グルルル・・・ッ!!」
光弾が放たれた方から多数のマスカレイドドーパントやダスタード、グールが現れ、四人を取り囲んだ。