戦姫達との邂逅
『ウェズペリア』、『ビャッコの森』・・・
パァァァ・・・
「っと、到着か?」
「ここは………森?」
『アクエリアス』のアトレー家から『ウェズペリア』、『アトラン王国』の近くにある森、『ビャッコの森』の中に次元転移した後、響は森を見渡しながら、首を傾げながらそう言う。
「ここは『ビャッコの森』。今、私の部下達がここで調査してるんだ。」
「まずはその部下達と合流する。調査対象が、おまえ達も無視できないものだからな。」
「エェッ!?」
「それってまさか……聖遺物…!?」
(ティアナ。)
(フェイトさん。)
(今、『ビャッコの森』に着いたんだけど、そっちはどんな感じ?)
響達五人との会話を翼に任せるなか、フェイトは移動しながら“念話”でスバルとヴェルザと共に先に調査をしていたティアナと連絡を取る。
(はい。ヴェルザも協力してくれたおかげで翼さんの言う聖遺物の可能性があるロストロギアは無事に回収できました。ただ……)
(?何かあったの?)
(その近くで別のロストロギアと思しき箱を抱えた、次元漂流者と思われる少女を発見しました。今、スバルが介抱しています。)
(次元漂流者……その子の特徴は?)
(明るい茶髪のセミロングで何処かマリアさんに似た、年齢は十三歳くらいです。)
(明るい茶髪のセミロングでマリアに似た十三歳くらいの少女……)
「!?ティアナ。今から通信モニターでその子の姿を見せてくれないか?」
「?先輩?」
「誰に話してるんですか?翼さん。」
「「「?」」」
自分達との会話の最中、突然、そう言う翼にクリスと響は首を傾げながらそう言い、後の三人も首を傾げる。
(了解しました。)
ヴンッ!!
「「「「「!?」」」」」
そんななか、“念話”でそう言うティアナの声と共に六人の前に通信モニターが展開される。
「わっ!?どういう仕組みデスか!?これ!!」
「機械もないのに空間にモニターが展開された………」
「これも魔法なのかなってあれ?あの子は……」
「えぇっ!?」
「なんデスと!?」
「嘘……」
「マジかよ!?」
「「やっぱり……」」
通信モニターに映った、木の根本で腰を下ろすスバルの膝の上で気を失うかのように眠る少女を見て未来、響、切歌、調、クリスの五人がそう困惑の声を上げるなか、翼と、翼と記憶を共有していたフェイトは真剣な表情でそう言う。
スバルに介抱されていたのは、元の世界でのソロモンからの襲撃からナスターシャ教授の機転によって『サマエルの匣』を抱えて逃げてきたシンフォギア装者の少女、セレナ・カデンツァブナ・イヴだった。
「ティアナ、スバル。引き続き、その子の介抱を頼む。我々も急いで合流する。現在地を送れ。」
『!?それじゃあ、この子は本当に………!?』
「ティアナが考えてる通りだよ。世界は違うかもしれないけど、その子は間違いなくマリアの妹だ………!!」
翼からの指示に困惑しながらそう言うティアナに対し、フェイトが真剣な表情でそう言う。
『了解しました!至急現在地の情報を送ります!!』
「お願い。」
プツンッ!!
そうしてティアナとの通信は一旦切れる。
「どうなってやがる!?」
「どうしてセレナちゃんがこの世界に……」
「それに今、フェイトさん、マリアさんのこと……」
「マリアもこの世界にいるデスか!?」
通信が切れた後、クリス、響、未来、切歌の四人はそう言う。
「詳しい話は移動しながら話すが今、言えることはあのセレナが元いた世界で何か異変が起きたかもしれない……!!」
そんな響達に翼がそう説明するなか、バルディッシュにティアナ達の現在地の情報が届く。
「……とにかく今は急ごう……嫌な予感がする……!!」
「「「「「了解(デス)!!」」」」」
そうしてフェイト達はティアナ達と合流するべく先へと急いだ。
パァァァ・・・
「っと、到着か?」
「ここは………森?」
『アクエリアス』のアトレー家から『ウェズペリア』、『アトラン王国』の近くにある森、『ビャッコの森』の中に次元転移した後、響は森を見渡しながら、首を傾げながらそう言う。
「ここは『ビャッコの森』。今、私の部下達がここで調査してるんだ。」
「まずはその部下達と合流する。調査対象が、おまえ達も無視できないものだからな。」
「エェッ!?」
「それってまさか……聖遺物…!?」
(ティアナ。)
(フェイトさん。)
(今、『ビャッコの森』に着いたんだけど、そっちはどんな感じ?)
響達五人との会話を翼に任せるなか、フェイトは移動しながら“念話”でスバルとヴェルザと共に先に調査をしていたティアナと連絡を取る。
(はい。ヴェルザも協力してくれたおかげで翼さんの言う聖遺物の可能性があるロストロギアは無事に回収できました。ただ……)
(?何かあったの?)
(その近くで別のロストロギアと思しき箱を抱えた、次元漂流者と思われる少女を発見しました。今、スバルが介抱しています。)
(次元漂流者……その子の特徴は?)
(明るい茶髪のセミロングで何処かマリアさんに似た、年齢は十三歳くらいです。)
(明るい茶髪のセミロングでマリアに似た十三歳くらいの少女……)
「!?ティアナ。今から通信モニターでその子の姿を見せてくれないか?」
「?先輩?」
「誰に話してるんですか?翼さん。」
「「「?」」」
自分達との会話の最中、突然、そう言う翼にクリスと響は首を傾げながらそう言い、後の三人も首を傾げる。
(了解しました。)
ヴンッ!!
「「「「「!?」」」」」
そんななか、“念話”でそう言うティアナの声と共に六人の前に通信モニターが展開される。
「わっ!?どういう仕組みデスか!?これ!!」
「機械もないのに空間にモニターが展開された………」
「これも魔法なのかなってあれ?あの子は……」
「えぇっ!?」
「なんデスと!?」
「嘘……」
「マジかよ!?」
「「やっぱり……」」
通信モニターに映った、木の根本で腰を下ろすスバルの膝の上で気を失うかのように眠る少女を見て未来、響、切歌、調、クリスの五人がそう困惑の声を上げるなか、翼と、翼と記憶を共有していたフェイトは真剣な表情でそう言う。
スバルに介抱されていたのは、元の世界でのソロモンからの襲撃からナスターシャ教授の機転によって『サマエルの匣』を抱えて逃げてきたシンフォギア装者の少女、セレナ・カデンツァブナ・イヴだった。
「ティアナ、スバル。引き続き、その子の介抱を頼む。我々も急いで合流する。現在地を送れ。」
『!?それじゃあ、この子は本当に………!?』
「ティアナが考えてる通りだよ。世界は違うかもしれないけど、その子は間違いなくマリアの妹だ………!!」
翼からの指示に困惑しながらそう言うティアナに対し、フェイトが真剣な表情でそう言う。
『了解しました!至急現在地の情報を送ります!!』
「お願い。」
プツンッ!!
そうしてティアナとの通信は一旦切れる。
「どうなってやがる!?」
「どうしてセレナちゃんがこの世界に……」
「それに今、フェイトさん、マリアさんのこと……」
「マリアもこの世界にいるデスか!?」
通信が切れた後、クリス、響、未来、切歌の四人はそう言う。
「詳しい話は移動しながら話すが今、言えることはあのセレナが元いた世界で何か異変が起きたかもしれない……!!」
そんな響達に翼がそう説明するなか、バルディッシュにティアナ達の現在地の情報が届く。
「……とにかく今は急ごう……嫌な予感がする……!!」
「「「「「了解(デス)!!」」」」」
そうしてフェイト達はティアナ達と合流するべく先へと急いだ。