戦姫達との邂逅
ヴイィイィィイイイィイイィィィイィイイィィイイイィイィィイィィィイイィィイイィイィィィイイイィィイィッ!!
「あ~ぁ、自害しやがったよ。この婆さん………」
「どうするんですか?ソロモン……」
「心配すんな、加頭順。」
メインコンピューターの前で銃身自殺をしたナスターシャ教授の遺体を見ながらジンガがそう言うなか、そう尋ねる加頭に対し、ソロモンはそう答えながらメインコンピューターに近付く。
「施設の自爆装置を作動させた上で自殺しちまえば、匣を持たせて別世界に逃がした小娘の追跡も施設に残された他の聖遺物の奪取も防げると考えたんだろうが……残念だったなぁ。プロフェッサーナスターシャ……」
ソロモンはそう言いながらメインコンピューター画面に右手を置く。
「俺のインヴェイドは触れたものを侵食し、支配し、強くなっていく……」
ズズズ・・・ッ!!
ソロモンがそう言うなか、右手が触れた箇所から赤黒い根・・・ソロモン因子がメインコンピューターから自爆しようとしている施設のシステム全体に拡がり、侵食していく。
「解除コードなんざ無くてもメインコンピューターさえ侵食しちまえば、どうとでもできるんだよ!インヴェイド は!!」
ソロモンがそう言った瞬間、自爆装置が停止し、警報もピタリと止まる。
「すげぇ………」
「流石は総帥も一目置く魔王ってところかしら。」
「くくく……さて、小娘は何処に逃げたのかなぁ?」
ジンガとアミリがそう言うなか、ソロモンはそう言いながら掌握したメインコンピューターからギャラルホルンにアクセスしてセレナが転送された先を調べる。
「!へぇ……こいつは面白ぇ……」
「どうかしましたか?ソロモン。」
「なに、俺らにとっちゃあ馴染み深いところに送られたみたいだぜ。あの小娘は。」
「!?あの世界ですか………」
「とりあえず今、ここで戴くもん戴いてから匣を取りに行くか………」
ソロモンはそう言いながら扉の方に向かう。
「何処行くんだ?ソロモン。」
「聖遺物保管庫だ。俺にとっては匣以外で欲しいもんがそこにたんまりあるからな。」
彩翔からの問いにそう答えながら、ソロモンは四人を率いて聖遺物保管庫に向かった。
聖遺物保管庫・・・
「へぇ……色々なものがあるんだな………」
「至る所から“力”を感じるわね。」
「恐らく先程、起動されたギャラルホルンの影響で幾つかの聖遺物が起動したのでしょう。」
「くく……『サマエルの匣』の次に俺が欲しいもんはっと……お!あった、あった……」
保管庫の至る所にある聖遺物を見ながらジンガ、アミリ、加頭の三人がそう言うなか、ソロモンはそう言いながら壁のガラスの向こうで展示するかのように保管された、拳銃と杖が合わさったような形状の聖遺物に近付く。
コォォォ・・・コォォォ・・・
「くはははっ!!ギャラルホルンのおかげで起動させる手間が省けたぜ!!」
「ソロモン。これは何だ?」
「こいつは『ソロモンの杖』。『バビロニアの宝物庫』からノイズを召喚し、72種類のコマンドの組み合わせで操作できる完全聖遺物………」
彩翔からの問いにそう答えながら、ソロモンはガラスに触れる。
ズズズ・・・パキィィィンッ!!
次の瞬間、触れた箇所からソロモン因子が拡がり、ガラスを破壊する。
「くくく……俺の名前が入った聖遺物だ……こいつは俺にこそ、相応しい……」
次の瞬間、ソロモンはそう言いながら『ソロモンの杖』を手にした。
「あ~ぁ、自害しやがったよ。この婆さん………」
「どうするんですか?ソロモン……」
「心配すんな、加頭順。」
メインコンピューターの前で銃身自殺をしたナスターシャ教授の遺体を見ながらジンガがそう言うなか、そう尋ねる加頭に対し、ソロモンはそう答えながらメインコンピューターに近付く。
「施設の自爆装置を作動させた上で自殺しちまえば、匣を持たせて別世界に逃がした小娘の追跡も施設に残された他の聖遺物の奪取も防げると考えたんだろうが……残念だったなぁ。プロフェッサーナスターシャ……」
ソロモンはそう言いながらメインコンピューター画面に右手を置く。
「俺のインヴェイドは触れたものを侵食し、支配し、強くなっていく……」
ズズズ・・・ッ!!
ソロモンがそう言うなか、右手が触れた箇所から赤黒い根・・・ソロモン因子がメインコンピューターから自爆しようとしている施設のシステム全体に拡がり、侵食していく。
「解除コードなんざ無くてもメインコンピューターさえ侵食しちまえば、どうとでもできるんだよ!
ソロモンがそう言った瞬間、自爆装置が停止し、警報もピタリと止まる。
「すげぇ………」
「流石は総帥も一目置く魔王ってところかしら。」
「くくく……さて、小娘は何処に逃げたのかなぁ?」
ジンガとアミリがそう言うなか、ソロモンはそう言いながら掌握したメインコンピューターからギャラルホルンにアクセスしてセレナが転送された先を調べる。
「!へぇ……こいつは面白ぇ……」
「どうかしましたか?ソロモン。」
「なに、俺らにとっちゃあ馴染み深いところに送られたみたいだぜ。あの小娘は。」
「!?あの世界ですか………」
「とりあえず今、ここで戴くもん戴いてから匣を取りに行くか………」
ソロモンはそう言いながら扉の方に向かう。
「何処行くんだ?ソロモン。」
「聖遺物保管庫だ。俺にとっては匣以外で欲しいもんがそこにたんまりあるからな。」
彩翔からの問いにそう答えながら、ソロモンは四人を率いて聖遺物保管庫に向かった。
聖遺物保管庫・・・
「へぇ……色々なものがあるんだな………」
「至る所から“力”を感じるわね。」
「恐らく先程、起動されたギャラルホルンの影響で幾つかの聖遺物が起動したのでしょう。」
「くく……『サマエルの匣』の次に俺が欲しいもんはっと……お!あった、あった……」
保管庫の至る所にある聖遺物を見ながらジンガ、アミリ、加頭の三人がそう言うなか、ソロモンはそう言いながら壁のガラスの向こうで展示するかのように保管された、拳銃と杖が合わさったような形状の聖遺物に近付く。
コォォォ・・・コォォォ・・・
「くはははっ!!ギャラルホルンのおかげで起動させる手間が省けたぜ!!」
「ソロモン。これは何だ?」
「こいつは『ソロモンの杖』。『バビロニアの宝物庫』からノイズを召喚し、72種類のコマンドの組み合わせで操作できる完全聖遺物………」
彩翔からの問いにそう答えながら、ソロモンはガラスに触れる。
ズズズ・・・パキィィィンッ!!
次の瞬間、触れた箇所からソロモン因子が拡がり、ガラスを破壊する。
「くくく……俺の名前が入った聖遺物だ……こいつは俺にこそ、相応しい……」
次の瞬間、ソロモンはそう言いながら『ソロモンの杖』を手にした。