ｽﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯ!!

ｸﾞﾜｱｱｱｧｧｧｰｰｰｯ!?

ｸｯﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊｯ!!

「ッ……」ｷﾞｭｯ!!

それから少しもしない間に聞こえてきた銃声とマックの断末魔、ソロモンの高笑いを聞いて、セレナは恐怖からペンダントを強く握りしめ、蹲りそうになる。

パシッ！！

「！？」

「走りなさい！セレナ！！座っては、全てが無駄になります！！」

「マム……はい……！！」

が、そう言うナスターシャ教授に手を引っ張られながら再び駆け出す。

「リック！！チームガンマへの連絡は！？」

「やってはいますが、繋がりません！！」

「なら、繋がるまでし続けろ！！」

「はい！！」

そんななか、隊長がそう指示を出す。

「チームガンマ！応答しろ！！チームガンマ！！」

「あぁ、非常口前で彷徨いてた連中なら喰っちまったぜ。」

「「「「「！？」」」」」

ズガァァァンッ！！

「ガッ！？」

「リック！？」

そんななか、目指していた非常口方面からそう言う男の声と共に放たれた黒い炎がリックの胸を貫く。

ボオオオォォォッ！！

「ぐわあああぁぁぁっ！？」

「リック！！」

「ハハハハハハハッ！！」

「フフ……残念だったわね……」

貫いた黒い炎、烈火炎装がリックを焼き尽くすなか、非常口方面からジンガとアミリがそう言って嗤いながら現れる。

「くっ！新手だと！？」

「隊長！後方からも！！」

「くくく……」

隊長がそう言いながら銃を構えるなか、後方からもソロモン達が歩み寄ってくる。

「！セレナ！！こちらです！！」

「！？」

そんななか、ナスターシャ教授はそう言いながらセレナの手を引き、近くの扉の中に駆け込む。

「？メインコンピュータールーム？こんなところに逃げ込んで教授は何を……」

「何でも良い！こうなったら俺達はここを死守するのみ！隔壁を下ろせ！！」

「はい！！」

ガアアアーーーゴンッ×２！！

残った隊長と隊員ビリーも前方と後方の通路に隔壁を下ろしてから二人を追うようにメインコンピュータールームに駆け込んだ。