戦場に響き渡る歌声
森の中・・・
「あんたら、なんであたしのことを知ってたんだよ!?」
「え~と……」
「それはだな……」
その頃、フェイト とマリアはクリスに問い詰められていた。
「へぇ~、思ってたより仲良くなったのね。」
「………」
「「!?」」
そんななか、襲撃者とファラが撤退するのとほぼ同時に草原での戦いから離脱したルナティックとネスがその場に現れる。
「カオスファクター!!」
「翼。知ってるの?」
「我々と敵対する過激な勢力の一つだ!!」
マリアにそう答えながら、フェイト はバルディッシュを構える。
「過激だなんて人聞きが悪いなぁ~。『Xマジンラー』やショッカーと違って私達は一般人には一切被害を出していないし、今回に関してはどっちかといえば、あなた達の助っ人として戦ってたんだけどぉ~」
「遅ぇよ。ルナ姉。それにネスも。」
「いやぁ~、ごめんごめん♪」
「すまない。思ってたより厄介な相手だったもんでな。」
「!?雪音!?」
「どういうこと!?」
ルナティックとネスとそう話しながら二人に歩み寄るクリスに対し、フェイト とマリアはそう困惑の声を上げる。
「あぁ~、なんであんたらがあたしのことを知ってるのか知らねぇが、改めて自己紹介しといてやる……」
対するクリスはそう言いながらルナティックとネスの手前辺りで歩みを止める。
「あたしはカオスファクターがメンバーの一人、雪音クリスだ!!!」
次の瞬間、クリスは振り向きながらそう自己紹介をする。
「!?雪音が……!?」
「カオスファクターのメンバーの一人……ですって!?」
「クリスちゃん。お願い。」
「はいよ。」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!
「「!?」」
クリスがカオスファクターのメンバーの一人だということにフェイト とマリアが動揺するなか、そう言うルナティックにそう返事しながらクリスは肩部のマシンキャノンで地面に銃弾を撃ち込み、土煙を起こす。
土煙が晴れた次の瞬間、三人はその場から消えていた。
「雪音が、カオスファクター……」フラッ
「翼っ!!」ガシッ!!
クリスのことがショックだったのか、ふらつく翼をマリアはすぐさま支える。
「……マリアさん。」
「!?もう一人の翼……翼はどうしたの?」
「先程の彼女とのことがショックだったのか、奥に引っ込んでしまいました……」
「……そう……」
翼の心情を察したマリアはそう言いながらフェイトを支えていた手を離す。
「改めて、マリア・カデンツァヴナ・イヴ。あなたと一緒にいる風鳴翼とは同僚でシンフォギア・アガートラーム装者よ。」
「『時空管理局』、『機動六課』、執務官のフェイト・T・アーチャーです。翼とはクロスユニゾンしてから度々お世話になってます。」
「よろしく。それで、私に聞きたいことがあるんでしょ?あなたは。」
「はい。先程、ネスとルナティックと共に去っていった彼女について、お聞きしたいんですが……」
ネスとルナティックと共に去っていったクリスのことについて、フェイトは真剣な表情でそう尋ねる。
「そうね。彼女が私と翼がいた世界のクリスとは別人かもしれないけど、クリスは私達と同じ『SONG』に所属していた後輩で信頼できる仲間だったわ。」
「『SONG』というのは?」
「翼を始めとしたシンフォギア装者が集まった特殊編成チーム、といったところかしら。ノイズを始めとする敵や聖遺物を用いた犯罪組織と戦っていたわ。」
「なるほど………」
『フェイトちゃん!緊急事態!!』
「なのは?」
そんななか、なのはから緊急通信が入る。
『各地での戦闘で生まれた余剰エネルギーが引き合って一ヶ所に集まってる!このままだと、余剰エネルギーが暴走する!!』
「!?空が!?」
「!?」
バチッ!!バチチッ!!ズズズ・・・ッ!!
なのはが通信越しにそう言った直後、マリアがそう言いながら見つめる先、空の一ヶ所の空間に雷のようなもの、余剰エネルギーが集まり、空間を歪ませ大きな穴、ワームホールを作り出す。
ズズズ・・・ッ!!
「グオォオォォオオオォオオォォオォォォオオォオオォォオォォォオオォオオォォオォォォオオォオオォォオォォッ!!!」
次の瞬間、ワームホールから超巨大な黒いドラゴンの頭、超巨大怪獣、ゾーリムが現れる。
「何なの!?あれは!?」
「怪獣!?でも、今までのより明らかに大きい!?」
ブオオオォォォーーーッ!!!
発生したワームホールから出現したゾーリムにマリアとフェイトが困惑するなか、ワームホールから嵐が、
「グオォオォォオオオォオオォォオォォォオオォオオォォオォォォオオォオオォォオォォォオオォオオォォオォォッ!!!」
ボオオオォォォーーーッ!!!
ゾーリムから火炎が放たれ、森に甚大な被害を与える。
草原・・・
「くそっ!!漸く片付いたと思ったら、何なんだぜ!?あれ!!」
「私が聞きたいくらいわよ!!」
「見たところ、怪獣であるのは確かだと思いますが……」
「かなり大きいですね。見たところ、頭だけしか出てきていないようですが、全身出てきたらどのくらい大きいんでしょうか?」
「やめてくれ。雪那。想像したくもない。」
「セッテ。フェイトさん達との通信は?」
「ダメ。あのワームホールからの嵐のせいで繋がらない……!!」
ワームホールから出現したゾーリムを見ながら魔
梨沙、霊夢、アインハルト、雪那、ハルカの五人がそう言うなか、そう尋ねるノゾミに対し、セッテは苦い表情でそう言う。
(英華 さん!私は子ども達の方へ行きます!他に指示があればお願いします!!)
(子ども達を連れて別荘へ!着いたら五人で防衛に当たって!!)
(わかりました!!)
「皆さん!とりあえず今は別荘の方へ!急いでください!!」
そんななか、今、表に出ている杏が『心の繋がり』を利用してフェイトと連絡を取り合いながら、そう言いながらノゾミ達と合流する。
その後、ノゾミ達は杏の指示の元、別荘へと避難した。
「あんたら、なんであたしのことを知ってたんだよ!?」
「え~と……」
「それはだな……」
その頃、
「へぇ~、思ってたより仲良くなったのね。」
「………」
「「!?」」
そんななか、襲撃者とファラが撤退するのとほぼ同時に草原での戦いから離脱したルナティックとネスがその場に現れる。
「カオスファクター!!」
「翼。知ってるの?」
「我々と敵対する過激な勢力の一つだ!!」
マリアにそう答えながら、
「過激だなんて人聞きが悪いなぁ~。『Xマジンラー』やショッカーと違って私達は一般人には一切被害を出していないし、今回に関してはどっちかといえば、あなた達の助っ人として戦ってたんだけどぉ~」
「遅ぇよ。ルナ姉。それにネスも。」
「いやぁ~、ごめんごめん♪」
「すまない。思ってたより厄介な相手だったもんでな。」
「!?雪音!?」
「どういうこと!?」
ルナティックとネスとそう話しながら二人に歩み寄るクリスに対し、
「あぁ~、なんであんたらがあたしのことを知ってるのか知らねぇが、改めて自己紹介しといてやる……」
対するクリスはそう言いながらルナティックとネスの手前辺りで歩みを止める。
「あたしはカオスファクターがメンバーの一人、雪音クリスだ!!!」
次の瞬間、クリスは振り向きながらそう自己紹介をする。
「!?雪音が……!?」
「カオスファクターのメンバーの一人……ですって!?」
「クリスちゃん。お願い。」
「はいよ。」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!
「「!?」」
クリスがカオスファクターのメンバーの一人だということに
土煙が晴れた次の瞬間、三人はその場から消えていた。
「雪音が、カオスファクター……」フラッ
「翼っ!!」ガシッ!!
クリスのことがショックだったのか、ふらつく翼をマリアはすぐさま支える。
「……マリアさん。」
「!?もう一人の翼……翼はどうしたの?」
「先程の彼女とのことがショックだったのか、奥に引っ込んでしまいました……」
「……そう……」
翼の心情を察したマリアはそう言いながらフェイトを支えていた手を離す。
「改めて、マリア・カデンツァヴナ・イヴ。あなたと一緒にいる風鳴翼とは同僚でシンフォギア・アガートラーム装者よ。」
「『時空管理局』、『機動六課』、執務官のフェイト・T・アーチャーです。翼とはクロスユニゾンしてから度々お世話になってます。」
「よろしく。それで、私に聞きたいことがあるんでしょ?あなたは。」
「はい。先程、ネスとルナティックと共に去っていった彼女について、お聞きしたいんですが……」
ネスとルナティックと共に去っていったクリスのことについて、フェイトは真剣な表情でそう尋ねる。
「そうね。彼女が私と翼がいた世界のクリスとは別人かもしれないけど、クリスは私達と同じ『SONG』に所属していた後輩で信頼できる仲間だったわ。」
「『SONG』というのは?」
「翼を始めとしたシンフォギア装者が集まった特殊編成チーム、といったところかしら。ノイズを始めとする敵や聖遺物を用いた犯罪組織と戦っていたわ。」
「なるほど………」
『フェイトちゃん!緊急事態!!』
「なのは?」
そんななか、なのはから緊急通信が入る。
『各地での戦闘で生まれた余剰エネルギーが引き合って一ヶ所に集まってる!このままだと、余剰エネルギーが暴走する!!』
「!?空が!?」
「!?」
バチッ!!バチチッ!!ズズズ・・・ッ!!
なのはが通信越しにそう言った直後、マリアがそう言いながら見つめる先、空の一ヶ所の空間に雷のようなもの、余剰エネルギーが集まり、空間を歪ませ大きな穴、ワームホールを作り出す。
ズズズ・・・ッ!!
「グオォオォォオオオォオオォォオォォォオオォオオォォオォォォオオォオオォォオォォォオオォオオォォオォォッ!!!」
次の瞬間、ワームホールから超巨大な黒いドラゴンの頭、超巨大怪獣、ゾーリムが現れる。
「何なの!?あれは!?」
「怪獣!?でも、今までのより明らかに大きい!?」
ブオオオォォォーーーッ!!!
発生したワームホールから出現したゾーリムにマリアとフェイトが困惑するなか、ワームホールから嵐が、
「グオォオォォオオオォオオォォオォォォオオォオオォォオォォォオオォオオォォオォォォオオォオオォォオォォッ!!!」
ボオオオォォォーーーッ!!!
ゾーリムから火炎が放たれ、森に甚大な被害を与える。
草原・・・
「くそっ!!漸く片付いたと思ったら、何なんだぜ!?あれ!!」
「私が聞きたいくらいわよ!!」
「見たところ、怪獣であるのは確かだと思いますが……」
「かなり大きいですね。見たところ、頭だけしか出てきていないようですが、全身出てきたらどのくらい大きいんでしょうか?」
「やめてくれ。雪那。想像したくもない。」
「セッテ。フェイトさん達との通信は?」
「ダメ。あのワームホールからの嵐のせいで繋がらない……!!」
ワームホールから出現したゾーリムを見ながら魔
梨沙、霊夢、アインハルト、雪那、ハルカの五人がそう言うなか、そう尋ねるノゾミに対し、セッテは苦い表情でそう言う。
(
(子ども達を連れて別荘へ!着いたら五人で防衛に当たって!!)
(わかりました!!)
「皆さん!とりあえず今は別荘の方へ!急いでください!!」
そんななか、今、表に出ている杏が『心の繋がり』を利用してフェイトと連絡を取り合いながら、そう言いながらノゾミ達と合流する。
その後、ノゾミ達は杏の指示の元、別荘へと避難した。