戦場に響き渡る歌声
「グルル・・・ッ!!」
「な、なんだ?こいつ……」
CCガニコウモルの禍々しい姿を見て、ハルカはそう言いながら固まる。
その身体は小刻みだが震えている。
「なんだこれ……なんで身体の震えが止まらねぇんだ……!?」
カルマノイズの呪いと合わさったバーテックス特有の『人間に本能的に恐怖を抱かせる』性質によって植えつけられ、増幅された恐怖の感情により、身体の震えが止まらないことにハルカは困惑する。
その困惑がハルカに隙を作らせる。
「グオオオォォォーーーッ!!」
「なっ!?」
キイイイィィィーーーッ!!
次の瞬間、CCガニコウモルは超高周波を放ってくる。
「ぐわぁぁぁっ!?」
恐怖と困惑のせいでまともに防御体制が取れなかったハルカは周りの木々を巻き込みながら吹き飛ばされ、倒れ込む。
「!?ハルカ君!!」
CCガニコウモルの超高周波を受け、吹き飛ばされたハルカを見て、本郷はそう言いながら援護しようとする。
「行かせん!!」
「フーッ!!」
「貴様の相手は俺達だ!仮面ライダー!!」
「くっ!!」
が、そう言うスノーマン、ゴースター、ショッカーライダーの三体に阻まれる。
「グルルル・・・ッ!!」
その間にCCガニコウモルはハルカへと歩み寄る。
「くっ……!!」バチッ!!…バチッ!!
対するハルカは変身こそ解除されてないものの受けたダメージが大きかったのか、スーツの所々に罅(ヒビ)が入り、火花が散っている。
身体もまだ恐怖のせいで震えている。
「くそが……っ!!」
シュパパパパパァァァンッ!!
それでもなんとか上半身を起き上がらせたハルカはそう言いながら、吹き飛ばされると同時に元に戻ったジコクレーベン・弓モードで投影した矢を数本放つ。
が、植えつけられ、増幅された恐怖と受けたダメージのせいでまともに集中できていないのか、ある矢は途中で魔力に霧散したり、ある矢はあらぬ方向に飛んだりし、当たっても反射板で弾かれたりする。
(くそっ!!訳わかんねぇ恐怖と傷の痛みのせいで集中できてねぇっ!!おまけに向こうの装甲が反射板になってやがるっ!!)
「グルルル・・・ッ!!」
コォォォ・・・ッ!!
ハルカがそう思いながら焦るなか、CCガニコウモルの両翼のパネルが妖しく発光し始める。
「はあああぁぁぁっ!!」
「「!?」」
ズバァァァンッ!!
が、その場に駆けつけた若葉がそう言いながら生太刀でCCガニコウモルの片翼を斬り落とした。
「グオオオォォォーーーッ!?」
「大丈夫か!?」
「あ、あぁ……あんたは?」
片翼を斬り落とされたCCガニコウモルがそう苦痛の声を上げるなか、そう言いながら隣に降り立つ若葉に対し、ハルカは困惑しながらもそう尋ねる。
「安心しろ。味方だ。」
「グルルル・・・ッ!!」
ズズズ・・・ッ!!
対する若葉がそう答えながらCCガニコウモルを睨み付けるなか、斬り落とされた片翼が黒い霧となって断面に着く。
次の瞬間、斬り落とされた片翼は一瞬の内に修復された。
「!?再生能力……」
(気を付けてください、若葉ちゃん。あの怪人からバーテックスとは別の嫌な“力”も感じます。)
(わかった……)
「くっ……」
斬り落としたCCガニコウモルの片翼が再生されたのを見て、頭の中でひなたと若葉がそう話をするなか、ハルカはなんとか立ち上がり、ジコクレーベン・弓モードを構える。
「後は私がやる!援護を頼む!!」
「わかった!!」
ハルカとそう言葉を交わしながら、若葉は生太刀を構え、CCガニコウモルに向かっていく。
「はあああぁぁぁーーーっ!!」
ズバババババババババババババババァンッ!!
若葉は生太刀で何度もを斬りつけ、確実に傷を負わせていく。
「グオオオォォォーーーッ!!」
「くっ!!」
ガキィィィンッ!!
そんななか、CCガニコウモルは左手の鋏で斬りかかり、若葉は生太刀で受け止める。
「くっ・・・この感覚はあれか、翼師匠の記憶にあったノイズか!!」ガキキ…ッ!!
「グオオオォォォーーーッ!!」
ドカァァァンッ!!
「くっ!!」
若葉がそう言いながら受け止めるなか、CCガニコウモルはそう雄叫びを上げながら蹴り飛ばす。
「グルルル・・・ッ!!」コォォォ…ッ!!
その直後、CCガニコウモルは翼のパネルから炭素分解のビームを放とうとする。
「フッ!!」
ズドォォォンッ!!
「グオオオォォォーーーッ!?」
が、果敢に挑む若葉の姿に勇気付けられ、身体の震えが小さくなったハルカが放った矢がCCガニコウモルの左目に命中し、妨害する。
「よしっ!!」
「はあああぁぁぁーーーっ!!」
その直後、若葉は再び生太刀を構え、向かっていった。
「な、なんだ?こいつ……」
CCガニコウモルの禍々しい姿を見て、ハルカはそう言いながら固まる。
その身体は小刻みだが震えている。
「なんだこれ……なんで身体の震えが止まらねぇんだ……!?」
カルマノイズの呪いと合わさったバーテックス特有の『人間に本能的に恐怖を抱かせる』性質によって植えつけられ、増幅された恐怖の感情により、身体の震えが止まらないことにハルカは困惑する。
その困惑がハルカに隙を作らせる。
「グオオオォォォーーーッ!!」
「なっ!?」
キイイイィィィーーーッ!!
次の瞬間、CCガニコウモルは超高周波を放ってくる。
「ぐわぁぁぁっ!?」
恐怖と困惑のせいでまともに防御体制が取れなかったハルカは周りの木々を巻き込みながら吹き飛ばされ、倒れ込む。
「!?ハルカ君!!」
CCガニコウモルの超高周波を受け、吹き飛ばされたハルカを見て、本郷はそう言いながら援護しようとする。
「行かせん!!」
「フーッ!!」
「貴様の相手は俺達だ!仮面ライダー!!」
「くっ!!」
が、そう言うスノーマン、ゴースター、ショッカーライダーの三体に阻まれる。
「グルルル・・・ッ!!」
その間にCCガニコウモルはハルカへと歩み寄る。
「くっ……!!」バチッ!!…バチッ!!
対するハルカは変身こそ解除されてないものの受けたダメージが大きかったのか、スーツの所々に罅(ヒビ)が入り、火花が散っている。
身体もまだ恐怖のせいで震えている。
「くそが……っ!!」
シュパパパパパァァァンッ!!
それでもなんとか上半身を起き上がらせたハルカはそう言いながら、吹き飛ばされると同時に元に戻ったジコクレーベン・弓モードで投影した矢を数本放つ。
が、植えつけられ、増幅された恐怖と受けたダメージのせいでまともに集中できていないのか、ある矢は途中で魔力に霧散したり、ある矢はあらぬ方向に飛んだりし、当たっても反射板で弾かれたりする。
(くそっ!!訳わかんねぇ恐怖と傷の痛みのせいで集中できてねぇっ!!おまけに向こうの装甲が反射板になってやがるっ!!)
「グルルル・・・ッ!!」
コォォォ・・・ッ!!
ハルカがそう思いながら焦るなか、CCガニコウモルの両翼のパネルが妖しく発光し始める。
「はあああぁぁぁっ!!」
「「!?」」
ズバァァァンッ!!
が、その場に駆けつけた若葉がそう言いながら生太刀でCCガニコウモルの片翼を斬り落とした。
「グオオオォォォーーーッ!?」
「大丈夫か!?」
「あ、あぁ……あんたは?」
片翼を斬り落とされたCCガニコウモルがそう苦痛の声を上げるなか、そう言いながら隣に降り立つ若葉に対し、ハルカは困惑しながらもそう尋ねる。
「安心しろ。味方だ。」
「グルルル・・・ッ!!」
ズズズ・・・ッ!!
対する若葉がそう答えながらCCガニコウモルを睨み付けるなか、斬り落とされた片翼が黒い霧となって断面に着く。
次の瞬間、斬り落とされた片翼は一瞬の内に修復された。
「!?再生能力……」
(気を付けてください、若葉ちゃん。あの怪人からバーテックスとは別の嫌な“力”も感じます。)
(わかった……)
「くっ……」
斬り落としたCCガニコウモルの片翼が再生されたのを見て、頭の中でひなたと若葉がそう話をするなか、ハルカはなんとか立ち上がり、ジコクレーベン・弓モードを構える。
「後は私がやる!援護を頼む!!」
「わかった!!」
ハルカとそう言葉を交わしながら、若葉は生太刀を構え、CCガニコウモルに向かっていく。
「はあああぁぁぁーーーっ!!」
ズバババババババババババババババァンッ!!
若葉は生太刀で何度もを斬りつけ、確実に傷を負わせていく。
「グオオオォォォーーーッ!!」
「くっ!!」
ガキィィィンッ!!
そんななか、CCガニコウモルは左手の鋏で斬りかかり、若葉は生太刀で受け止める。
「くっ・・・この感覚はあれか、翼師匠の記憶にあったノイズか!!」ガキキ…ッ!!
「グオオオォォォーーーッ!!」
ドカァァァンッ!!
「くっ!!」
若葉がそう言いながら受け止めるなか、CCガニコウモルはそう雄叫びを上げながら蹴り飛ばす。
「グルルル・・・ッ!!」コォォォ…ッ!!
その直後、CCガニコウモルは翼のパネルから炭素分解のビームを放とうとする。
「フッ!!」
ズドォォォンッ!!
「グオオオォォォーーーッ!?」
が、果敢に挑む若葉の姿に勇気付けられ、身体の震えが小さくなったハルカが放った矢がCCガニコウモルの左目に命中し、妨害する。
「よしっ!!」
「はあああぁぁぁーーーっ!!」
その直後、若葉は再び生太刀を構え、向かっていった。