戦場に響き渡る歌声
「おらぁぁぁっ!!」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
「くっ!!」
その頃、クリスからの射撃から距離を取ろうとファラは逃げる。
が、フェイト が目に見えて距離を詰めてくる。
「くっ……!なんなの、この速さは!?」
「“ライトニングランサー”!!」
「往けっ!!」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
フェイト の予想外の速さにファラがそう困惑の声を上げるなか、フェイト は二十弾の“ライトニングランサー”を放つ。
“ライトニングランサー”は複雑な軌道を描きながらファラに肉簿していく。
それに合わせて、フェイト は自分を加速させ、ランサーにファラの行動を誘導させる。
「うっ!?」
襲いかかってくるランサーを紙一重でかわした先にフェイト がいることに気付いたファラは動揺する。
「ッ!!」
翼の技、『蒼ノ一閃』がくると思ったファラは迎撃体勢を取る。が、
「残念、外れだ!」
「ジェットライザー!!」
「なっ!?」
ズガアアアァァァンッ!!
直接振り下ろされる長大な蒼金の刃。
受け止めるも勢いよく地面に叩きつけられる。
「今よ!!」
「食らいやがれ!!」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
その直後、マリアがそう合図を出し、クリスは両手に握った四門のガトリング砲から三連で銃弾を放つ。
『BILLION MAIDEN』
「も一っつオマケだ!!」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
クリスは更に腰のサイドアーマーから自動追尾のマイクロミサイルを三十弾程、放つ。
『CUT IN CUT OUT』
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!
クリスが放った銃弾とマイクロミサイルは全弾命中し、土煙が舞う。
「くっ……」
その土煙を三人が見つめるなか、中からボロボロになったファラが現れる。
「おのれ……!!」
ファラは三人を睨み、跳躍しようと脚に力を込める。
「“レストリクトロック”!!」
「!?」
バシィィィンッ!!
が、それにいち早く気付いたフェイト が“レストリクトロック”で拘束し、身動きを封じる。
「ぐっ!?」
「今だ、S2CAで行くぞ!!マリア!雪音!!」
「了解よ!!」
「は、はぁ!?」
“レストリクトロック”で拘束した後、近くに降り立ちながらそう言うフェイト にマリアがそう言うなか、クリスはそう困惑の声を上げる。
「ちょ、ちょっと待て!!S2CAって何だ!?」
「説明している時間はない!頭に浮かんだ通りに直感でやるんだ!!」
「「!?」」
説明を求めるクリスに翼がそう言うなか、フェイトが感応波でクリスとマリアに繋げ、S2CAのバリエーションの指示を出す。
「なっ!?あんたら、正気か!?」
S2CAの内容を理解した直後、クリスはそうフェイト とマリアに問いかける。
三人の絶唱でもたらされるフォニックゲインを一つに束ねて放つS2CA。
それを初対面である自分を中心にやろうという二人に対し、クリスは困惑を隠しきれずにそう言う。
「言った筈だ!今はお互いを信じるべきだと!!」
「別にあなた一人に無理を押しつけたりはしない!!私達もしっかりフォローするから私達を信じなさい!!」
そんなクリスに対し、二人は信頼しきった眼で見ながらそう言う。
(なんでそこまで初対面の赤の他人を信用できるんだよ……!?)
「あぁ~!もうわかったよ!!だったら、あんたらも今だけはあたしのこと、信じてくれよな!!」
『フェニーチェ!!』
そんな二人に対し、クリスは困惑しながらも『F』と描かれた薄紫のメモリ、フェニーチェ メモリを取り出し、起動する。
「!?」
(ガイアメモリ!?何故、彼女が……!?)
「あぁ!勿論だ!!」
「当たり前でしょ!!」
クリスが取り出したフェニーチェメモリを見て、フェイトが内心、困惑するなか、翼とマリアはそう言う。
パァァァ
その間に胸のペンダント辺りに生体コネクタのような紋様が浮かび上がり、クリスはその紋様にフェニーチェメモリを差し込む。
パキィィィンッ!!
次の瞬間、クリスの頭のバイザーが鳥の頭のような形状に変わり、フェニーチェガンダムリナーシタのビームマント、両肩のマシンキャノン、バスターライフルカスタム、リナーシタウイングシールドが追加される。
尚、色合いはビームマントとリナーシタウイングシールドが赤が主体でそれ以外は緑が主体に変わっている。
「フェニーチェメモリの特性は『不死と再生』だ。まぁ、使わずとも一人分の絶唱の負荷なんてどうってことねぇが三人分となるとキツいからな……フェニーチェイチイバルの“力”……見せてやるよ……」
「雪音が緑か……なんか新鮮だな……」
「そうね……」
「ほら!ぼさっとしてないでやるぞ!!」
「「あぁ(えぇ)!!」」
三人はそう言いながら手を繋ぐ。
「「「Gatradis babel ziggurat edenal…」」」
次の瞬間、三人は同時に歌い始める。
「「「Emustolronzen fine el baral zizzi…」」」
同時に三人のフォニックゲインが高まっていく。
「「「Gatradis babel ziggurat edenal…
Emustolronzen fine el zizzi…」」」
コォォォ・・・ッ!!
最高潮に高まったフォニックゲインはクリスのバスターライフルに集束していく。
「食らいやがれ!!」
ズガアアアァァァーーーンッ!!
クリスがそう言いながらトリガーを引いた瞬間、金、蒼、白銀、赤の四色の砲撃が放たれる。
『トライバースト・ランチャー』
「くっ……」
ズガアアアァァァーーーンッ!!
次の瞬間、ファラは三人の連携技、『トライバースト・ランチャー』に呑み込まれた。
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
「くっ!!」
その頃、クリスからの射撃から距離を取ろうとファラは逃げる。
が、
「くっ……!なんなの、この速さは!?」
「“ライトニングランサー”!!」
「往けっ!!」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
“ライトニングランサー”は複雑な軌道を描きながらファラに肉簿していく。
それに合わせて、
「うっ!?」
襲いかかってくるランサーを紙一重でかわした先に
「ッ!!」
翼の技、『蒼ノ一閃』がくると思ったファラは迎撃体勢を取る。が、
「残念、外れだ!」
「ジェットライザー!!」
「なっ!?」
ズガアアアァァァンッ!!
直接振り下ろされる長大な蒼金の刃。
受け止めるも勢いよく地面に叩きつけられる。
「今よ!!」
「食らいやがれ!!」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
その直後、マリアがそう合図を出し、クリスは両手に握った四門のガトリング砲から三連で銃弾を放つ。
『BILLION MAIDEN』
「も一っつオマケだ!!」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
クリスは更に腰のサイドアーマーから自動追尾のマイクロミサイルを三十弾程、放つ。
『CUT IN CUT OUT』
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァンッ!!
クリスが放った銃弾とマイクロミサイルは全弾命中し、土煙が舞う。
「くっ……」
その土煙を三人が見つめるなか、中からボロボロになったファラが現れる。
「おのれ……!!」
ファラは三人を睨み、跳躍しようと脚に力を込める。
「“レストリクトロック”!!」
「!?」
バシィィィンッ!!
が、それにいち早く気付いた
「ぐっ!?」
「今だ、S2CAで行くぞ!!マリア!雪音!!」
「了解よ!!」
「は、はぁ!?」
“レストリクトロック”で拘束した後、近くに降り立ちながらそう言う
「ちょ、ちょっと待て!!S2CAって何だ!?」
「説明している時間はない!頭に浮かんだ通りに直感でやるんだ!!」
「「!?」」
説明を求めるクリスに翼がそう言うなか、フェイトが感応波でクリスとマリアに繋げ、S2CAのバリエーションの指示を出す。
「なっ!?あんたら、正気か!?」
S2CAの内容を理解した直後、クリスはそう
三人の絶唱でもたらされるフォニックゲインを一つに束ねて放つS2CA。
それを初対面である自分を中心にやろうという二人に対し、クリスは困惑を隠しきれずにそう言う。
「言った筈だ!今はお互いを信じるべきだと!!」
「別にあなた一人に無理を押しつけたりはしない!!私達もしっかりフォローするから私達を信じなさい!!」
そんなクリスに対し、二人は信頼しきった眼で見ながらそう言う。
(なんでそこまで初対面の赤の他人を信用できるんだよ……!?)
「あぁ~!もうわかったよ!!だったら、あんたらも今だけはあたしのこと、信じてくれよな!!」
『フェニーチェ!!』
そんな二人に対し、クリスは困惑しながらも『F』と描かれた薄紫のメモリ、
「!?」
(ガイアメモリ!?何故、彼女が……!?)
「あぁ!勿論だ!!」
「当たり前でしょ!!」
クリスが取り出したフェニーチェメモリを見て、フェイトが内心、困惑するなか、翼とマリアはそう言う。
パァァァ
その間に胸のペンダント辺りに生体コネクタのような紋様が浮かび上がり、クリスはその紋様にフェニーチェメモリを差し込む。
パキィィィンッ!!
次の瞬間、クリスの頭のバイザーが鳥の頭のような形状に変わり、フェニーチェガンダムリナーシタのビームマント、両肩のマシンキャノン、バスターライフルカスタム、リナーシタウイングシールドが追加される。
尚、色合いはビームマントとリナーシタウイングシールドが赤が主体でそれ以外は緑が主体に変わっている。
「フェニーチェメモリの特性は『不死と再生』だ。まぁ、使わずとも一人分の絶唱の負荷なんてどうってことねぇが三人分となるとキツいからな……フェニーチェイチイバルの“力”……見せてやるよ……」
「雪音が緑か……なんか新鮮だな……」
「そうね……」
「ほら!ぼさっとしてないでやるぞ!!」
「「あぁ(えぇ)!!」」
三人はそう言いながら手を繋ぐ。
「「「Gatradis babel ziggurat edenal…」」」
次の瞬間、三人は同時に歌い始める。
「「「Emustolronzen fine el baral zizzi…」」」
同時に三人のフォニックゲインが高まっていく。
「「「Gatradis babel ziggurat edenal…
Emustolronzen fine el zizzi…」」」
コォォォ・・・ッ!!
最高潮に高まったフォニックゲインはクリスのバスターライフルに集束していく。
「食らいやがれ!!」
ズガアアアァァァーーーンッ!!
クリスがそう言いながらトリガーを引いた瞬間、金、蒼、白銀、赤の四色の砲撃が放たれる。
『トライバースト・ランチャー』
「くっ……」
ズガアアアァァァーーーンッ!!
次の瞬間、ファラは三人の連携技、『トライバースト・ランチャー』に呑み込まれた。