「あら？よく避けたわね……」

その直後、ネフィリムを焼き尽くした黒炎、煉獄が放たれた方から闇梨沙がそう言いながら現れる。

「！？あの人は確か、リサさんやノゾミさん達が言っていた……」

「……誰ダ？」

闇梨沙を見ながらフランがそう言うなか、ルーミアは睨み付けながらそう尋ねる。

「そうね……あなたでは敵わない敵よ。」

ズガアアアァァァンッ！！

対する闇梨沙はそう言いながら煉獄を放ってくる。

「ッ！！」

ズガアアアァァァンッ！！

闇梨沙が放ってきた煉獄に対し、ルーミアも黒炎翼の炎を放って対抗し、両者の黒炎がぶつかり合う。

「フフフ……あなたには一体どんな“力”が眠っているのか……暇潰しに確かめさせてもらうわ……」

闇梨沙はそう言いながら煉獄の出力を上げていく。

「くッ……ぐぅゥぅ……おおおォォぉッ！！！」

対するルーミアも出力を上げると同時に背中から生える黒炎翼の数が増えていった・・・





「はあああぁぁぁーーーっ！！」

ズバァァァンッ×２！！

一方その頃、ヴィヴィ達を避難させるために一人で大量のカルマノイズと戦っていたマリアは刀身が蛇腹状になった短剣を振るい、残り二体のカルマノイズを撃破する。

(ネフィリムは倒れたみたいだけどこの感じ……)

「……急いだ方が良いわね……！！」

マリアはそう言いながら、ルーミアと闇梨沙が戦っている場へと急いだ。