「ん？マリア・カデンツァヴナ・イヴも来て、シュガードール・スカーレットも目覚めたか……後で狩るとするか……」ｶﾞｷｷ…ｯ!!

「ッ！？」ｶﾞｷｷ…ｯ!!

(シュガーちゃんも狙われている！？)

パァァァ・・・

その瞬間、自然の魔力がノゾミに吸収されていく。

「ん？」

「させる……かぁっ！！」

ガキィィィンッ！！

「ッ！？」

その瞬間、ノゾミは吸収した自然魔力で上がった筋力で襲撃者の銃剣を押し返し、

ドコォォォンッ！！

「くっ！！」

膝蹴りを食らわせ、蹴り飛ばす。

「くっ……自然の魔力を吸収して筋力を引き上げたか……ッ！？」

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ！？

蹴り飛ばされた後、そう言う襲撃者に対し、ハルカが投影した大量の刀剣が襲いかかってくる。

「ノゾミさん！！」

「雪那ちゃん！！」

その隙に雪那がノゾミと合流する。

「投影した刀剣か……くだらん……」ｽｯ

サァァァ・・・シュウウウ・・・ッ！！

「「「！？」」」

が、襲撃者がそう言いながら左掌を翳した瞬間、ハルカが投影した刀剣は全て魔力に分解され、襲撃者に吸収される。

「贋作者（フェイカー）が……目障りだ。」

ズドォォォンッ！！

襲撃者はそう言いながら右手の銃剣でバレーボールサイズの赤紫の光弾を放つ。

パキィィィンッ！！

「！？」

光弾はハルカの目の前でばらけ、十五体のヒューマノイドノイズと十五体のクロールノイズに変わる。

ズドドドドドドドドドドォォォンッ！！

五体のヒューマノイドノイズと五体のクロールノイズが紐状になってハルカに襲いかかってくる。

「ッ！！トレース・オン！！」

シュカカカカカカカカカカァンッ！！

ハルカはかわしながら、距離を取りながら弓と十本の剣を投影し、剣を矢として放ち、命中させる。

「“壊れた幻想（ブロークンファンタズム）”！！」

ドカァァァンッ×１０！！

ハルカがそう言った瞬間、剣を食らったノイズは全員、爆発し、消滅する。

「ハルカ！！」

「こっちは大丈夫だ！！おまえらはそいつをぶっ飛ばせ！！」

「フフ……」ｽｯ

そう言う雪那にハルカがそう言うなか、襲撃者は銃剣を構え直す。

「ッ……」ｽｯ

『エクシードミラクル！！』

『エクシードフューチャー！！』

そんな襲撃者を見て、雪那は蒼いメモリ、進化したミラクルメモリ、エクシードミラクルメモリと虹色のメモリ、エクシードフューチャーメモリを取り出し、起動させる。

シュウウウ・・・ガチャンッ！！

すると、腰辺りに青の部分を蒼、白の部分を白銀、緑の部分を虹色にしたダブルオークアンタの胸部のようなバックルの両端に白銀のスロットが付いた変身ベルト、セツナドライバーが出現し、雪那はエクシードミラクルメモリとエクシードフューチャーメモリを装填する。

「変身！！」

『エクシード、ミラクルフューチャー！！』

パァァァ・・・ッ！！

雪那がそう言った瞬間、そう言う電子音声と共に虹色の風が雪那を包み込む。

パキィィィンッ！！

次の瞬間、雪那はドライバーと同じカラーリングにしたダブルオークアンタを姫騎士の形にしたような仮面ライダー、仮面ライダーセツナに変身した。

因みに複眼は雪那と同様、左が虹色、右が琥珀色である。

「ッ！！」

『ホープ！！』

『もしも！！』

『もしもホープ！！』

『シャバドゥビタッチヘンシーン！！シャバドゥビタッチヘンシーン！！』

『インフィニット！プリーーーズ！！』

パキィィィンッ！！

ノゾミもインフィニットスタイルに変わり、セツナに変身したセツナの隣に並び、シザースセイバーガン・セイバーモードを構える。

「いきますよ。ノゾミさん。」ｽｯ

「うん！！」

そう言いながらミラクルガンスラッシュ・スラッシュモードと刀身に装甲が装着され、そこから光の刃が展開された白聖蘭、ホーリーティアーズを構えながらそう言う雪那に対し、ノゾミはそう言いながら共に襲撃者に向かっていった。