未来からの襲撃者

「くっ……うぅ……っ!!」

「くっ……!?」

「うっ……!?」

襲撃者の銃剣をノゾミがなんとか受け止めるなか、吹き飛ばされたセッテとアインハルト各々の前にノイズが立ちはだかる。

「セッテさん!!アインハルトさん!!」

「フラン!!おまえはノーヴェと協力してヴィヴィ達を避難させて、他の奴らを呼んでこい!!」

「アインハルトの方が私と魔理沙が!!夜見!!あなたはセッテの援護に向かって!!」

セッテとアインハルトに向かってそう言うフランに対し、魔理沙がそう言うなか、霊夢がそう夜見に言う。

「わかりました!!」

「わかった!!」

「私はお姉ちゃんの方に」

「ヴェルザさん!ノゾミさんの方には私が行きますから、あなたもセッテさんの方に行ってください!!ハルカは援護を!!」

「わかった!!」

「くっ……邪魔するなぁっ!!!」

『Clock Up』

雪那がそうヴェルザに言うなか、セッテはクロックアップを使い、ノイズ達を速攻で倒して、ノゾミの援護に向かおうとする。

ガキィィィンッ!!

「!?」

「………」

が、そんなセッテの振るうイージスソードを黒い武士ノイズ、カルマ武士ノイズに左腕のブレードで受け止められる。

ズバァァァンッ!!

「くっ!!」

「………」

カルマ武士ノイズは受け止めたセッテのイージスソードを流しながらすぐさま斬りかかってくる。

セッテはその攻撃を紙一重でかわすが、僅かに右肩のスーツが斬れる。

『Clock Over』

・・・フッ・・・

「………」

「くっ!!」

その瞬間、クロックアップが解除され、追撃してきたカルマ武士ノイズのブレードをかわしながらセッテは距離を取る。

サァァァ・・・ッ!!

「!?」

その直後、斬られたセッテの右肩のスーツが炭化し、崩れ始める。

「!?斬られたスーツが!?」

斬られた右肩のスーツが炭化し、崩れていくのを見て、焦り始めるセッテに対し、カルマ武士ノイズは距離を詰め、左腕のブレードで斬りかかってくる。

「はあああぁぁぁーーーっ!!」

「「!?」」

ズバァァァンッ!!

が、その瞬間、頭上から白銀のシンフォギアを身に纏ったピンクの髪の女性が現れ、カルマ武士ノイズを一刀両断する。

「大丈夫!?」

「は、はい。なんとか……」

カルマ武士ノイズを一刀両断した後、そう尋ねる女性にセッテがそう答えるなか、複数のカルマノイズが出現する。

「ッ!!このノイズ達は私に任せて、あなたは友達の元へと急ぎなさい!!」

女性はそう言いながらカルマノイズの方へと向かっていく。

「「セッテ(さん)!!」」

「ヴェルザ!!夜見!!」

その直後、ナタクフォームのホーリートライデントを装着したヴェルザとラムダに変身した夜見が駆けつけてくる。

が、同時に通常ノイズが三人の前に現れる。

「ッ!!」

『エヴォリューション!!』

『レボリューション!!』

『Change Revolution Aegis』

パキィィィンッ!!

セッテはすぐさまレボリューションイージスに変わる。

「黒いノイズはあの女の人が対処してくれてる……ノゾミと合流するためにもヴェルザ。夜見。手を貸して!!」

「はい!!」

「わかった!!」

そうして三人は通常ノイズに向かっていく。

「ん?あれは……」

「翼!こっちは任せて、あなたはそちらに集中しなさい!!」

フェイトと戦っているファラが白銀のシンフォギア、アガートラムを纏ってカルマノイズと戦っている女性、マリア・カデンツァヴナ・イヴの存在に気付くなか、マリアはカルマノイズを斬り伏せながらそうフェイトに呼び掛ける。

「ま、マリア!?何故、ここに……ッ!?」

「その話は後よ!子ども達は私が護るわ!!」

「ッ!わかった。頼んだぞ。マリア!!」

「お喋りできる余裕があるのかしら?」

戦いながらマリアとそう言葉を交わすフェイトに対し、ファラはそう言いながらソードブレイカーで斬りかかってくる。

「くっ!!」

ガキィィィンッ!!

「フェイトママ……」

「ッ!!私達はここにいても邪魔なだけだ。一旦別荘に戻るぞ!!」

ファラのソードブレイカーをバルディッシュで受け止めるフェイトを見ながらヴィヴィがそう言うなか、ノーヴェはそうヴィヴィ達に言う。

「ですが、コーチ……」

「まだシュガーさんが寝ちゃってて……」

「ってこういう状況でも寝ているんですか!?」

そんなノーヴェに対し、コロナとリオがそう言い、ミウラはそうツッコミを入れる。

「むろぶっしゃぁぁぁーーーっ!!!」

『!?』

ドカアアアァァァンッ!!

そんななか、そう言うシュガーの声と共に一部のノイズ達が吹き飛ばされ、粉々になる。

「擬人化に失敗した液晶テレビのような見た目でシュガーちゃんのお昼寝を邪魔しようなんざ495年速ぇっ!!シュガーちゃん専用爆砕ステッキ&シュガーちゃん専用発狂ステッキで片っ端から蛮族ぅしてやるぜぇぇぇーーーっ!!!」

昼寝から目覚めたシュガーはそう言いながらノイズ達に向かっていった。

「あれは……置いていっても大丈夫ですね……」

「だな。ここはあいつらに任せて、私達はさっき、言った通りに別荘に戻って他の奴らを呼びに行くぞぉ!!」

『はい!!』

そんなシュガーを見ながら、フランとノーヴェはそう言いながらヴィヴィ達を連れ、別荘の方へと向かって駆け出した。
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