ナカジマジムとの強化合宿!!

「くっ……!!」

(一体何処に……!?)

アインハルトはそう思いながらノゾミを探し始める。

パァァァ・・・

「!?」

そんななか、周囲の自然の魔力が自分の背後の上空に集束していく気配を感じ、振り返る。

「!?」

『!?』

「………」

振り返るとそこにはノゾミがいて、自然の魔力がサクラの銃口に集束していくのが見える。

「これ……なのはママの“スターライトブレイカー”!?」

「いいえ。これはただの魔力集束じゃありません……自然に存在する魔力そのものを集束しています……!!」

「“織り成す協奏”!!」

ズガアアアァァァーーーンッ!!

ヴィヴィと雪那がそう言うなか、ノゾミは“アトミックブレイザー”よりも数倍太い白銀の砲撃、“織り成す協奏”を放つ。

ズガアアアァァァーーーンッ!!

「ッ!!はあああぁぁぁっ!!」

ズガアアアァァァ・・・ッ!!

バチッ!!・・・バチッ!!

向かってくる“織り成す協奏”をアインハルトが素手で受け止めた瞬間、受け止めた箇所から火花が散ると同時に激しく拮抗する。

「はあああぁぁぁーーーっ!!」

「くっ……!!」

ノゾミの“織り成す協奏”の勢いに押されそうになる。

が、アインハルトは気合いで踏み止まる。

「はぁぁぁ……っ!“旋衝・・・!!」

次の瞬間、アインハルトはそう言いながら大きく仰け反り、

「破”ぁっ!!!」

ズガアアアァァァーーーンッ!!

“旋衝破”でノゾミの“織り成す協奏”を投げ返す。

「!?」

ズガアアアァァァーーーンッ!!

次の瞬間、ノゾミは投げ返された“織り成す協奏”に呑み込まれる。

二人の戦いに決着が着いた瞬間だった。
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