「へぇ～～～、別荘の裏にこんなアスレチックがあるなんて驚きですね。マコトさん。」

「結構本格的だな。」

「「凄い……」」

「フフ……そう言ってもらえると作った甲斐があったってもんだよ。」

別荘の裏にある、ルーテシア＆ガリューの手作りアスレチックを見てそう言うみゆき、マコト、ヴィオラ、エレンの四人に対し、ルーテシアは笑顔でそう言う。

「ところでルーテシア。聞きたいことがあるんだが……」

「なんで私達、手錠で繋げられているんですか？」

いつの間にか手錠で繋げられた手を掲げながら、マコトとみゆきはそう尋ねる。

ヴィオラとエレンの二人も同じように手錠で繋げられている。

「教導官様が考えてくれた特訓メニューで二人一組で様々な関門を突破してもらうよぉ～。因みに息を合わせないと突破できないから頑張ってね♪」

「はぁ……」

「なんか嫌な予感しかしねぇ……」

「頑張ろうね。エレンちゃん。」

「うん。ヴィオラちゃん。」

「それじゃあ、よ～い……スタート♪」

そうして二組は様々な遊具が一つに繋がったアスレチックに足を踏み入れる。

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ！！

「「「「！？」」」」

が、その瞬間、左右から大量のブーメランが飛んでくる。

「あ。言い忘れてたけどここ、教導官様監修の様々な罠もあるから気を付けてね。」

「そういうことは先に言えええぇぇぇーーーっ！！！」

「にゃあああぁぁぁーーーっ！！？」

「「きゃあああぁぁぁーーーっ！！？」」