「よぉーしっ！！ヴィヴィ！！アインハルト！！コロナ！！リオ！！ミウラ！！折角だからちょっと『水斬り』見せてやってくれよ！！」

「「「「「はぁーい♪」」」」」

「「「？水斬り？」」」

暫くした後、ノーヴェが言った『水斬り』という単語に対し、ノゾミ、セッテ、フランの三人は首を傾げながらそう言う。

「ちょっとしたお遊びだよ。」

「おまけで打撃のチェックもできるんだけどな……ヴィヴィ！！アインハルト！！ちょっと成功例と失敗例を見せてやってくれ！！」

「はぁーい！！私が成功例をやるんでアインハルトさんは失敗例の方をお願いしますね。」

「はい。」

そんな三人に対し、なのはとノーヴェがそう説明するなか、ヴィヴィはそう言いながら拳を構える。

「・・・ハッ！！」

ズバァァァンッ！！

ヴィヴィがそう言いながら拳を突き出した次の瞬間、川底まではいかなくても１０mの水が『斬れる』。

『おぉ……っ！！』

「では、次は私が失敗例を見せますね。」

ヴィヴィの『水斬り』を見て、ノゾミやフラン達がそう感嘆の声を上げるなか、今度はアインハルトがそう言いながら拳を構える。

「・・・フッ！！」

ドオオオォォォンッ！！

アインハルトがそう言いながら拳を突き出した次の瞬間、２mの水が水柱となって打ち上がる。

ザァァァ・・・ッ！！

「わぁぁ……っ！！凄い！天然シャワー！！」

「んっ……冷たい……」

「それじゃあ、アインハルトさん。次は合わせていきましょう。」

「はい……っ！！」

アインハルトが打ち上げてできた天然シャワーにみゆきとヴェルザがそう言うなか、ヴィヴィとアインハルトはそう言いながら拳を構える。

「「・・・はぁっ！！」」

ズバアアアァァァンッ！！

二人がそう言いながら拳を突き出した次の瞬間、５０mの水が川底が見えるくらい斬れた。

『おぉ……っ！！』

「いぇーい♪」

「フフ……」

パァンッ！！

二人の『水斬り』を見て、ノゾミやフラン達が再び感嘆の声を上げるなか、ヴィヴィとアインハルトはハイタッチする。

「お。この紅茶、美味いな。もう一杯良いか？」

「勿論、おかわりはまだまだありますよ。」

「しかし、元気ねぇ～。あいつら……(ﾓｸﾞﾓｸﾞ)あ。このスコーン、美味しい……」

「だな。っていうかユミナはやらなくても良いのか？」

その後、ヴィヴィ達と一緒に『水斬り』の練習をするノゾミやフラン達を見ながら、木陰に敷いたビニールシートの上でなのはと共にスコーンと紅茶を楽しみながら霊夢がそう言うなか、魔理沙はそうユミナに尋ねる。

「私は競技選手じゃなくてマネージャーなんで。」

「ユミナちゃんが入ってくる前はシャトラちゃんが兼任してたんですよ。」

「ふぅーん……あ。紅茶のおかわり、貰えるかだぜ？」

「はい♪」

「♪」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

そうして四人はその後も『水斬り』の練習に励むノゾミやフラン達を見ながら、会話を楽しみながらスコーンと紅茶を堪能した。