四十五分後・・・

プシューッ！！

「こんにちは。」

「今日から一週間、よろしく。」

四十五分後、夜見とルーミアがそう挨拶しながら乗車してくる。

「あ。夜見さんにルーミアさん。」

「久しぶりぃ～。」

「久しぶり。フラン。シュガー。」

「久しぶりで早々アレだけど……あれはどういう状況？」

「「………」」

何故か不貞腐れていたセッテとノーヴェを指差しながら、ルーミアはそう尋ねる。

「元気出して。セッテ。」

「大丈夫ですよ！！誰にもヤンチャな時代はありますから！！」

「今のコーチは違いますから大丈夫ですよ！！」

「なのはママとフェイトママもヤンチャ時代があったって聞きますし！！」

そんななか、ノゾミ、コロナ、リオ、ヴィヴィの四人がそう言いながら、ノゾミがセッテを、後の三人はノーヴェを宥めた。

一時間後・・・

プシューッ！！

「おしっ。管理世界、『マークラン』に着いたぞぉ～。」

「はい！ロイヤルストレートフラッシュです！！」

「ちくしょう！！またおまえかよ！！パツ金吸血鬼！！」

「むう……強い……」

「ぐぬぬ……」

それから一時間後、最終目的地である管理世界、『マークラン』に着いたことを一翔がそう告げるなか、全員揃ってのポーカーで一位で上がったフランに対し、シュガー、ヴェルザ、セッテの三人は悔しそうにそう言う。

因みに最終的な結果は次の通り

一位：フラン

二位：ヴェルザ

最下位：セッテ

「強いんですね。フランさんは。」

「あぁ、そういえばフラン、前から花札とかそういったカードゲーム、大の得意だったな。」

「皆、お疲れ様。」

「これから合宿の間、お世話になる人の所に行くから、ちゃんと挨拶してね。」

フランのカードゲームの強さについて、そう言いながら目を丸くするアインハルトに魔理沙がそう言うなか、なのはとフェイトがそう言う。

『はぁーい♪』

「じゃあ、なのは。フェイト。一週間の間、頼んだ。」

「はい♪一翔さん。」

「お任せください。」

そうしてノゾミ達を降ろした後、一翔の運転するサイライナーは『ウェズペリア』に戻っていった。