ナカジマジムとの強化合宿!!

『ウェズペリア』、アトラン王国、ナカムラ家・・・

「はぁーい。皆、揃ったねぇ~。」

『武人の国』で起きた『絶対能力闇レベル6ダーク事件』から二ヶ月後、王国にしんしんと雪が降り積もるなか、私は家の前に集まってくれたセッテ、ヴェルザ、アカリちゃん、ジェイ君、カイン君、ラミ、マコト君、みゆきちゃん、ヴィオラちゃん、エレンちゃん、美咲ちゃん、悠月ちゃん、ついでに零次君の計十三人に対して、そう言う。

あ。今の視点は久しぶりの私、ノゾミ・ナカムラなので悪しからず。

って私は誰に言ってるんだろう?

「ちょっwwwww久しぶりなのに俺の扱いwwwww」

「ねぇ。ノゾミちゃん。これから私達の強化合宿に行くのは前々から決めてたけど……」

「……水着は……必要?」

零次君が草を生やしながらそう言うなか、アカリちゃんとジェイ君が首を傾げながらそう尋ねてくる。

「そのことについてはこの人から……」

「フェイトさん、お願いします。」

「はい。ここにいる人達全員は知ってるけど、改めてフェイト・Tテスタロッサ・アーチャーです。今日は皆さんの保護者役も兼ねて参加するからよろしくね。」

「「「「「「「「「「「「よろしくお願いしまぁーす!!(wwwww)」」」」」」」」」」」」

「フフ……皆、元気が良いね。」

元気良く返事したアカリちゃん達に対し、フェイトさんは笑顔でそう言う。

・・・なんか幸せオーラが・・・

「じゃあ、まずは次元世界について、説明するね。次元世界というのは謂わば異世界。今、いるこの世界とは別の世界なんだ。で、その中で管理世界というのがあって私達、『時空管理局』が認知し、統轄している世界なんだ。けれどこの世界、『ウェズペリア』のように管理局は認知しているけど、統轄していない世界は管理外世界と呼ばれてるんだ。」

フェイトさんから溢れている幸せオーラに私が首を傾げるなか、フェイトさんは『次元世界』、『管理世界』、『管理外世界』のことについて、説明を始める。

「今から行くのは管理世界で季節がこっちとは真逆なんだ。だから、向こうじゃ夏真っ盛りって訳。」

「「「「「「「「「「「「なるほど・・・」」」」」」」」」」」」

「ところでフェイトさん、何か良いことでもありました?」

「なんか幸せオーラが……」

「えへへ……実はこの間、なのはと籍を入れてねーーー」

その後、なのはさんと何気にゴールインしていたフェイトさんのノロケ話を一時間程、聞かされることになった。
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