武人の国

大広間・・・

「『機動六課』に?」

「夜見さんが……ですか?」

「そや。夜見ちゃんが良ければやけど私ら、『機動六課』に来てくれへんやろか?」

その頃、首を傾げながらそう尋ねる夜見とフランに対し、はやては笑顔でそう言う。

因みに事件が解決した後、デュオに救い出された後、共に気を失ったはやてに代わって、なのはとヴィータが吉宗と共に国の民達に事件の内容と事情を説明し回ったので悪しからず。

「身分はロングアーチに新しく設置する予定の『妖怪の国』担当班やから常時、『妖怪の国』にいてもらっても構わへん。それに管理局は様々な文化の情報を持っとるし、他種族が互いに手を取り合って築いた文化もある。そういった人達を呼んで話も聞けるから『互いに手を取り合う世界の実現』という理想を掲げる夜見ちゃん達の国にとっても+になると思うんやけど……どないやろ?」

「なるほど……」

「その『妖怪の国』担当班って夜見さんだけなんですか?」

「いや。ルーミアちゃんと結花ちゃんの二人にも今、アインスとシグナムが声かけてて、二人がOKなら二人にも『妖怪の国』担当班に入ってもらう予定や。」

首を傾げながらそう尋ねるフランに対し、はやては笑顔でそう答えた。
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